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下坪壮介プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

相談することは、弱さではなく整理する力です

下坪壮介

下坪壮介

テーマ:メンタルケア


こんにちは。
薫風堂の下坪です。

悩みごとや心配ごとがある時、誰かに相談することをためらってしまう方は少なくありません。

「このくらいのことで相談していいのだろうか」
「自分で何とかするべきではないか」
「弱い人だと思われたくない」
「話しても迷惑になるかもしれない」
「うまく説明できないから、やめておこう」

そんなふうに考えて、結局ひとりで抱え込んでしまうことがあります。

けれど、相談することは弱さではありません。

むしろ、自分の中にあるものを見つめ、整理し、必要な行動につなげていくための力です。

薫風堂では、相談することを「問題を誰かに丸投げすること」ではなく、
自分の心の中を整えるための大切な時間だと考えています。

悩みは、頭の中だけに置いておくと大きくなりやすい


悩みごとや不安は、頭の中だけで考えていると、どんどん大きく感じられることがあります。

同じことを何度も考えてしまう。
結論が出ないのに、考えることをやめられない。
不安な想像ばかりが膨らんでいく。
夜になると、急に気持ちが重くなる。

このような経験は、多くの方にあると思います。

頭の中だけで考えている時、悩みは形がはっきりしません。
何が問題なのか。
何がつらいのか。
本当は何に困っているのか。

それが曖昧なまま、気持ちだけが重くなっていくことがあります。

いわば、机の上に書類が山積みになっているような状態です。
必要な書類も、もう不要な書類も、急ぎのものも、後でよいものも、全部一緒になっている。

その状態で「早く片づけなければ」と思っても、どこから手をつければよいのか分からなくなります。

心の中でも、同じようなことが起こります。

話すことで、悩みに輪郭が生まれる


誰かに話そうとすると、私たちは自然と自分の中にあるものを言葉にしようとします。

「何があったのか」
「何に困っているのか」
「どんな気持ちになったのか」
「本当はどうしたかったのか」

最初からきれいに話せなくても大丈夫です。

むしろ、最初はまとまっていないことの方が自然です。
話しながら、少しずつ見えてくるものがあります。

「私は怒っていると思っていたけれど、本当は悲しかったのかもしれない」
「相手の言葉が嫌だったのではなく、軽く扱われたように感じたことがつらかったのかもしれない」
「仕事そのものよりも、ずっと気を張っていることに疲れていたのかもしれない」
「家族のために頑張っているつもりだったけれど、自分の休む時間が全くなかったのかもしれない」

このように、話すことで悩みに輪郭が生まれます。

輪郭が見えると、少し扱いやすくなります。
正体の分からない大きな不安だったものが、少しずつ具体的な課題として見えてくるからです。

相談は、答えをもらうためだけのものではありません


相談というと、「正しい答えを教えてもらうこと」だと思われることがあります。

もちろん、具体的な助言が役立つ場面もあります。

けれど、心の相談では、必ずしも誰かがすぐに答えを出すことだけが大切なのではありません。

大切なのは、自分の中にある気持ちや考えを、安心して外に出せることです。

話しているうちに、自分で気づくことがあります。
言葉にして初めて、「ああ、自分はこんなふうに感じていたのか」と分かることがあります。

相談とは、誰かに答えを決めてもらうことではありません。
自分の気持ちを整理し、自分にとって必要な選択を見つけていくための時間です。

ですから、相談することは依存ではありません。
むしろ、自分の人生を自分で扱うための準備です。

「人に話すほどではない」と思うことほど、心に溜まりやすい


多くの方は、本当に大きな問題が起きた時には、誰かに相談しようと考えます。

しかし、日々の小さな違和感や疲れは、つい後回しにしてしまいます。

「これくらいで相談するのは大げさだ」
「もっと大変な人もいる」
「自分が我慢すれば済む」
「いちいち話すほどのことではない」

そう思って飲み込んだ小さな負担が、少しずつ心に溜まっていくことがあります。

たとえば、職場でのちょっとした気疲れ。
家族とのすれ違い。
子育てや介護の疲労感。
誰にも言えない寂しさ。
自分だけが頑張っているように感じる虚しさ。

一つひとつは小さく見えても、積み重なると心を重くします。

小石でも、靴の中に入ったまま歩き続ければ痛くなります。
「小さいから大丈夫」と言って歩き続けると、足取りそのものが変わってしまいます。

心の負担も、それに似ています。

相談することで、自分を責める時間が減る

悩んでいる時、人は自分を責めやすくなります。

「自分が悪いのではないか」
「もっと強くならなければ」
「こんなことで落ち込む自分は情けない」
「うまくできない自分が未熟なのだ」

けれど、話してみると、それは本当に「自分だけの問題」ではなかったと気づくことがあります。

環境の負荷が大きすぎた。
役割を抱えすぎていた。
休む時間がなかった。
誰にも頼れない状況が続いていた。
そもそも、一人で抱えるには重すぎることだった。

そう気づくと、自分を責めるだけの状態から少し離れられます。

もちろん、相談したからといって、すぐにすべてが解決するわけではありません。
それでも、自分を責め続ける時間が少し減るだけで、心は少し楽になります。

薫風堂への相談は、心を整理するための時間です


薫風堂では、アロマセラピーとメンタル・カウンセリングを活用したメンタル・ケアを行っています。

ここで大切にしているのは、無理に前向きにさせることではありません。
すぐに答えを出させることでもありません。
「こうするべきです」と一方的に決めつけることでもありません。

まずは、今の状態を丁寧に見つめること。
心に溜まっているものを、少しずつ言葉にしていくこと。
何に疲れているのか、何がつらいのか、何を大切にしたいのかを整理していくこと。

そのための時間を大切にしています。

また、香りは心身の緊張をゆるめるきっかけになることがあります。
安心できる香りに触れながら話すことで、普段よりも少し気持ちを言葉にしやすくなる方もいます。

香りで心をゆるめ、対話で心を整理する。
それが、薫風堂のメンタル・ケアの基本です。

相談は、心が弱りきる前にしてよいものです


相談は、限界まで我慢してからするものではありません。

本当は、まだ動けているうちに。
まだ日常を何とか回せているうちに。
「少ししんどいかもしれない」と感じた段階でしてよいものです。

むしろ、その方が心の回復にはつながりやすいことがあります。

心が弱りきってからでは、話す力も、考える力も、選ぶ力も落ちてしまいます。
だからこそ、まだ言葉にできるうちに、まだ自分の状態を見つめられるうちに、相談することには意味があります。

「こんなことで相談していいのかな」と思う内容ほど、早めに話してみる価値があります。

医療が必要な場合もあります


ただし、薫風堂のメンタル・ケアは医療行為ではありません。
心の病を診断したり、治療したりするものではありません。

眠れない日が長く続いている。
食事が取れない。
日常生活に大きな支障が出ている。
強い不安や絶望感がある。
自分を傷つけたい気持ちがある。

このような場合は、医療機関や専門の相談窓口につながることが必要です。

相談する力とは、必要な時に適切な助けにつながる力でもあります。

薫風堂は医療の代わりではありませんが、心が弱りきる前に立ち止まり、自分の状態を整理するための場所でありたいと考えています。

ひとりで抱え込まないことも、自分を大切にする力です


相談することは、弱さではありません。

それは、自分の心の状態に気づく力です。
抱えているものを整理する力です。
必要な助けを受け取る力です。
これからの自分を守る力です。

人は誰でも、悩むことがあります。
疲れることがあります。
迷うことがあります。
ひとりでは整理しきれない時があります。

そんな時に、安心して話せる場所があることは、心を守る支えになります。

薫風堂では、香りと対話を通して、心に溜まったものを少しずつ整理するお手伝いをしています。

うまく話せなくても大丈夫です。
何から話せばよいか分からなくても大丈夫です。

まずは、今の自分の状態をそのまま見つめることから始めればよいのです。

相談することは、弱さではなく整理する力です。
そして、その力は、心が軽くなるための大切な一歩になると考えています。

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下坪壮介
専門家

下坪壮介(メンタルヘルスカウンセラー)

薫風堂

アロマセラピーによる癒やしを雰囲気だけで終わらせず、癒やしを求める心の裏側にある悩みや課題を丁寧なカウンセリングによって整理。香りがもたらす安らぎの効果と併せて、ストレスで消耗した心を穏やかに整えます

下坪壮介プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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