「PIAX」×「FriendHouse」
こんにちは!フレンドハウスの大石知広です。
無印良品がデザインをテーマに考え
未来を見据えたメッセージを発信する
複合的なデザイン文化の発信基地である
無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZAに
夏季休業を利用して先日行ってきました。
目的は、現在開催中の
「長く生きる。”DNA”を繋ぐ50脚の椅子」展
「Archives: Bauhaus 」展
という2つの展覧会を鑑賞することでした。
曲木技術によって椅子量産の礎を築いた
「トーネット」社の「No14」。
「No14」は今年、誕生から160年を迎えます。
また、今年はワイマールに先進的な総合芸術学校バウハウスが
1919年に創立されてから100年目にあたります。
1920年代に、「トーネット」社は「バウハウス」との連携によって、
曲木に次ぐもう一つの構造革命となる
カンティレバー(片持ち構造)チェアの生産にも与しました。
折角なので、木を曲げる→トーネット法について解説します。
柔らかくなった木材を曲げるとき、
トーネットと呼ばれる道具を用います。
材料を曲げる際、外側は引っ張られ(伸び)、
内側は押され(縮み)ます。
木材は、いくら柔らかくしても、
外側はわずか3%程度の伸びで破壊します。
ところが、内側は樹種にもよりますが、
20%程度まで圧縮することができます。
そこで、外側を伸ばさず、
内側を縮めることによって曲げるための道具がトーネットなのです。
曲げようとする材料の外側に鋼を沿わせ、
必要以上に伸びないように工夫されています。
この道具は、ミハエル・トーネット(1796年生まれ)によって
考案されました。
彼は、有名な家具職人でしたが、
世界で初めて曲げ木の技術を確立し、
世に広めました。
現在でも、彼の名は、
曲げ木を用いた椅子の代名詞になっています。
「長く生きる。”DNA”を繋ぐ50脚の椅子」展
https://www.muji.com/jp/ateliermuji/exhibition/g1_190726/
「Archives: Bauhaus」 展
https://www.muji.com/jp/ateliermuji/exhibition/g2_190429/
bokuno WEBサイト
http://bokuno.me/
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