ATELIER MUJI GINZAに行ってきました!

大石知広

大石知広

テーマ:木工・塗装技術

こんにちは!フレンドハウスの大石知広です。

無印良品がデザインをテーマに考え

未来を見据えたメッセージを発信する

複合的なデザイン文化の発信基地である

無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZAに

夏季休業を利用して先日行ってきました。

ATELIER MUJI_133039

ATELIER_130144
目的は、現在開催中の

「長く生きる。”DNA”を繋ぐ50脚の椅子」展

「Archives: Bauhaus 」展

という2つの展覧会を鑑賞することでした。

曲木技術によって椅子量産の礎を築いた

「トーネット」社の「No14」。

「No14」は今年、誕生から160年を迎えます。

また、今年はワイマールに先進的な総合芸術学校バウハウスが

1919年に創立されてから100年目にあたります。

1920年代に、「トーネット」社は「バウハウス」との連携によって、

曲木に次ぐもう一つの構造革命となる

カンティレバー(片持ち構造)チェアの生産にも与しました。

折角なので、木を曲げる→トーネット法について解説します。

柔らかくなった木材を曲げるとき、

トーネットと呼ばれる道具を用います。

材料を曲げる際、外側は引っ張られ(伸び)、

内側は押され(縮み)ます。

木材は、いくら柔らかくしても、

外側はわずか3%程度の伸びで破壊します。

ところが、内側は樹種にもよりますが、

20%程度まで圧縮することができます。

そこで、外側を伸ばさず、

内側を縮めることによって曲げるための道具がトーネットなのです。

曲げようとする材料の外側に鋼を沿わせ、

必要以上に伸びないように工夫されています。

この道具は、ミハエル・トーネット(1796年生まれ)によって

考案されました。

彼は、有名な家具職人でしたが、

世界で初めて曲げ木の技術を確立し、

世に広めました。

現在でも、彼の名は、

曲げ木を用いた椅子の代名詞になっています。

「長く生きる。”DNA”を繋ぐ50脚の椅子」展
https://www.muji.com/jp/ateliermuji/exhibition/g1_190726/

「Archives: Bauhaus」 展
https://www.muji.com/jp/ateliermuji/exhibition/g2_190429/

bokuno WEBサイト
http://bokuno.me/


フレンドハウス
浜松市中区中央二丁目13-4
(公園通り沿い、おいしいと評判のパン屋「麻や。」さん向かいです)

お問い合わせは、お気軽にお電話ください。
電話:       053-452-9891
メール:      info@friendhouse-sosei.co.jo
ホームページ:   http://friendhouse-sosei.co.jp

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

大石知広
専門家

大石知広(商品企画)

フレンドハウス

木工業界25年の知識と経験を活かし、商品開発および生産技術にもたずさわることで、価格を抑え、クオリティを保つことを可能とします。

大石知広プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

“ほくほくほんわか”な無垢板オーダー家具のプロ

大石知広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼