理容店・美容室がお客を失わない秘訣は「変わらない事」
経営者はなぜ選択に迷うのか?
今日はサポートコーチ出雲の山根浩二です。
今日は経営者がなぜ様々な経営判断に対して即座に決めることが出来ない時があるのかということについて書いています。
当たり前ですけど毎日は決断の連続です。そして会社の進むべき方向を決めていくのが経営者の仕事だと思います。
これから人をどうするのか?
物をどうするのか?
お金をどうするのか?
長期的にどういう風に会社を持って行くのか、様々な選択肢があります。
ここで逆の意味で会社員の方の選択肢がどうなるかを考えてみたいと思います。経営者と違って会社員の方は経営判断をするわけにはいきません。経営者が決めた方向性と決まりと会社の外部環境によって日々の業務が決まってきます。社内のルールという名の規制の中で仕事をしているわけです。
そうするとその規制自体はどうしようもないのでその規制を守りながら仕事をするということである程度選択肢が限られてきます。ということは逆に言うと選択肢があまりないのです。
片や経営者の方はどうでしょう。自分がオーナーの会社だったら、会社内のルール自体も変えることが出来ます。会社の業務を止めるのも増やすのも自由です。決断をしないという自由も持っています。
法律を守るのか、破るのか、グレーゾーンを歩くのかを決めることもできます。
そう考えると大きく言うとしたら、経営者の方には無限の選択肢が見えるという事です。だから迷います。
どの方向が良いのか?
これで失敗しないだろうか?
他にもっと良い方法があるのではないだろうか?
もう少し待つともっといい方法が出てくるのではないだろうか?
考えすぎるとますます迷路にはまってしまいます。
一説によると経営者の方が迷っているのは業務が暇な時だという話があります。机に向かって考え事をしている時、確かに考えてるんですけど、結局緊急の案件じゃなかったら答えが出ないのでまた今度考えればいいわという事で先送りになってしまうということです。
特に会社の方向性を今後どうしていくかとか長期的なことになると、現実的に今すぐ決断しないといけないことでも無いという事実があります。そうすると期日がないために決められない。決める必要がないということに陥ってしまいがちです。
例えば3ヶ月先までに決断しなければいけない事があったとして、日々の忙しい業務もあるとついつい先送りしてしまって、期日が近づいてきて緊急の案件に代わって決断を迫られるという事になります。もしかしたらその時には3か月前よりも選択肢が随分と減ってるかもしれません。早めに決めたらできたことがどんどんと無くなっていくからです。もしかしたらその中に有効な選択肢があったかもしれないと思っても後の祭りです。
もしかしたら早く決断が出来ていれば、その選んだ選択肢がうまくいかなくても軌道修正が何度もできたかもしれません。
そもそも選択肢に対する情報不足で選択ができないということがまずあります。ただ頭の中で考えているだけでは選択肢の情報が見える化できていないということです。具体的に掘り下げて情報を明らかにして、足りない情報を明らかにする、その情報を手に入れるためにどうすればいいかを考える。
揃った情報を冷静に見定めて判断を下す。経営者の方は本来優秀な方ばかりなので、情報が明らかになり判断能力を取り戻すことが出来れば即座に決断が出来ます。
そもそも経営に一つの答えしかないということはありません。どんな選択をしたとしても外部環境が変わればその選択が有効でなくなることが日々起こります。
早く決断してトライアンドエラーを繰り返す。ことが最善の方法になります。
思考をクリアにして経営者が頭脳を働かせる状態を作るのがコーチの仕事でもあります。コーチとの時間で重要であり緊急でないものをどんどん片付けていくことが出来れば、その後の仕事が楽に進むようになります。
そもそも机に向かって悩んでる時間を仕事する時間に変えることができれば必ず成果はで上がります。そのための心の抵抗を外していくことが出来ます。
この仕事をやっていて良かったという状態を本当に作ってみませんか?