やっぱり皮膚刺激が大切
ファーストクラスの子育て
心の子育て右脳教育
岩永リタです。
「ほめる」とはどういうことでしょうか?
「おだてる」と勘違いされている方もいますが
ちょっと考えてみたいと思います。
わが子が生まれた瞬間、誰もが心から感動したはずです。
日々成長していくわが子の姿を見て、
やれ寝返りを打った、
ことばを喋った、
立った、
歩いた、
など
ほんの小さなことですら大きな感動を得ていたはず。
では、
子どもが自由に動けるようになった時はどうでしたか?
おおよそ1歳過ぎから2歳前までですね。
自由に動けるようになると、
周囲の何にでも興味を示すようになり、
手を出すようになります。
何でも口に入れるので親は目が離せません。
ウロチョロする子の後ろから中腰の状態でついて回ることになります。
つかんでものを投げたり、破ったり、叩いたりします。
さらに
2歳を過ぎると急に自我が発達してきて、
親の言うことには素直に従わなくなり
とにかく、ほんのちょっとしたこともやりにくくなりますね。
そんな子どもの姿を見て、すっかり感動することを忘れ、
「ダメ」「いけません」を連発してはいませんか?
この時期(私たちは『わらべわざ期』と呼んでいます)に
子供の行動を迷惑ととらえて「禁止」するのか、
それとも、
成長した姿ととらえて「感動」するのかによって、
その後の子育てや
あなたと子どもとの関係性が大きく変わってきます。
「禁止」するとどうなるでしょうか?
「いけません」と言われた子どもはますます反発し、
意固地になりがちです。
自分でやろうとしていたことがうまくいかず欲求不満になり、
かんしゃくを起こして暴れることもあります。
要求が通らないとひっくり返ってごねることもありますね。
では、
感動するとどうなるでしょう?
たとえば、こういう場面を想像してみて下さい。
『子どもが一人でコップで水を飲もうとして、水をこぼしてしまいました。』
禁止する親は
「だめって言ったでしょ。」
「ほら、こぼした!」
「こぼすって思った!」
と言いがち。
一方、
感動を伝える親はそのような言動はとりません。
こぼしたことには一切触れず(嫌な顔一つしませんよ)
もう一度水を入れてあげます。
「さあ、もう一度やってみよう!できるから!」と言って応援し
今度は(そっと)手を添えてあげます。
すると、上手に飲めるので
「自分で飲めたね」「あきらめずにできたね」
と感動を伝え、自信を与えることになります。
親のちょっとした言動が
やればできるという「自信」、
もっとやりたいという「やる気」
もっと上手になりたいという「向上心」
お母さん、お父さんは自分の見方だという「安心と信頼」
を育てるのです。
人は、自分の体調や心の調子が良い時は
他者の言動をプラスに捉える余裕がありますが、
体調が思わしくなかったり、心の状態が不安定の時は
どうしても
他者の言動にいちいち腹を立てたり
マイナス面が気になったりするものです。
知らず知らずのうちに、
自分の「不機嫌」を、お門違いにまき散らしているんです。
親子の関係でも同じこと。
だからこそ、
親はいつも
心身共に健康で絶好調である必要があるのです。
考えてみれば当たり前のことですが
当たり前すぎて忘れられていることが多いです。
私は
教室で
「子どもが熱を出したので欠席します」
という連絡は日常茶飯なので特に問題視しませんが、
「お母さんが熱を出した」という連絡があれば「あ!」
って思います。