一方的な映像よりも肉声とリアルを大切にしてほしい
私は「ファーストクラスの子育て」を推進しています。
ファーストクラス、というネーミングに引っ張られて
お金持ちがする教育・お金持ちが通うところ
高級車で通ってブランド物の服を着てバッグを持って・・・
みたいなイメージがあるかもしれませんが違います。
丁寧に食を考え、丁寧な言葉をかけて丁寧な生活をし、
丁寧な母子関係、絆を育む。ということです。
例えば、
「丁寧な食」って何でしょう?
ファストフードやコンビニのお弁当、スーパーのお惣菜ばかりの食事ではなくて
季節の旬のお野菜を
煮物にしたり酢の物にしたりお浸しにしたりぬか漬けにしたりということです。
朝は
夏ならば、
例えば
なすの冷やした味噌汁と雑穀米や分づき米にしてシシャモや鮭を焼いて
きゅうりの糠漬けにほうれん草のお浸しや納豆、
そして
自家製梅干しと麦茶にしましょう。
こういうことです。
では、丁寧な言葉がけってどういうことでしょう?
「早く寝なさい」
「早くしなさい」
「いつになったらゲームやめるの?」
「宿題したの?」
ばかりの急かす言葉や指示言葉ではなくて
「よくやったね」
「楽しかったね」
「いつもありがとう」
の愛の言葉をかけましょう、ということです。
こんな至極当たり前だと思われるようなことを
「ファーストクラス」と呼ばなければいけない今の子育て環境に非常に疑問を感じるとともに
「何のために子どもを生み、育てているのか」
という本質を理解しないまま親になってしまうことへの疑問やもどかしさ、焦りを感じます。
子育ての大事な時期にお母さんが多忙すぎる、という現在の育児環境。
大事なものを置き去りにしているような気がしてなりません。