子どもを認めよう、の「認める」とは?
年度替わりの今の時期、
「入室したい」という方がいらっしゃいます。
まん延防止が解除されたのもあって
お問い合わせをいただくことも増えてきました。
新しいお子さまを一人でも多く迎えられることは
とても嬉しいことです。
そんな中、
お家の方にこういう質問をします。
「どんな子に育ってほしいですか?」
と。
すると、まるで判で押したかのように
決まってこれらの単語が返ってきます。
「好奇心旺盛」
「心が優しい」
「思いやりのある」
「自分で決められる」
です。
それでは、
「そんな子にするために何か気を付けていることはありますか?」
と尋ねると、
みなさん黙ってしまわれるのです。
つまり
こんな子にしたい、という思いとは裏腹に、
こんな子にするための方策はあまり考えずに
日々の育児をされているようです。
子どもは、
親が言った通りには育たず、親のする通りに育ちます。
つまり、
「優しい子」にしたければ、
「優しくなれ」と言うよりも、
親がまず家族や親せき、ご近所、お友だち、周りの人々に
「優しく」接している姿を見せることが大事なのです。
「好奇心旺盛な子」にしたければ、
親自身がいつも好奇心を巡らせて日々の生活を楽しむことです。
いくつになっていても生き生きと
新しいことにチャレンジする姿を見せることです。
こんな風に
お父さま、お母さまが、子どもの手本となって日々過ごすことこそが、
子どもの心を育てる道なのではないでしょうか?
親業とは、
まさに「子どもを育てているようで、実は自分が子どもに育ててもらっている」
にほかなりませんね。
「心の子育て」とは、
私たち親の心を磨く、
ということなのかもしれません。
新しい出会いをお待ちしています。