動物病院は忙しくてなかなか話をじっくり聞けない問題
【保護猫の日とは?】
昨日、5月25日は「保護猫の日」とのことです。
これは、猫の保護活動をしている「ネコリパブリック」さんが定めた記念日だそうです。
ネコリパブリックさんのことは以前から知っていたのですが、この記念日のことはつい先日初めて知りました。
ネコリパブリックさんは、よく言われる愛護団体や保護団体とは違います。
起業として収益事業をしながら猫の保護活動に力を入れておられます。
コンセプトは、
この世の全ての猫に安心して眠れる場所とお腹いっぱいの幸せを
ということで、保護猫カフェや各種イベントなどを通じて猫のことを多くの人に知ってもらい、結果として不幸な猫を少しでも減らす活動をされています。
また、保護活動とともにTNR活動(トラップ〔捕獲〕、ニューター〔避妊去勢〕、リターン〔元の場所に返す〕にも力を入れておられます。
5月は子猫が一番多い時期
猫はとても繁殖力が強い動物です。
たった2匹のカップルが、1年後には30匹になっているということもよくあります。
避妊去勢手術をしなかったために生まれた子猫をもてあまして捨てる人は後を絶ちません。
また、野良猫にただ餌を与えるだけにしているとあっという間に増えてしまいます。
捨てられたり、外で生まれた子猫たちの多くはカラスに襲われたり交通事故に遭って命を落とします。
または、猫風邪や猫エイズなどの感染症にかかり、一生後遺症に苦しむ子もいます。
不幸な猫をなくすためには、何よりも繁殖のコントロールが必須です。
猫を飼う人は必ず避妊去勢手術をしてください。
「健康な体にメスを入れるなんてかわいそう」と言う方がおられますが、その後この世に出てきた命に全て責任を持てないのであれば、一時的な「かわいそう」はその数十倍の「かわいそう」を生み出してしまうことをしっかり認識してほしいと思います。
猫の下僕になるために
猫好きな方は、自らを「猫の下僕」と称して全てを猫様のために捧げるという意気込みの方がたくさんおられます。
猫には人間をメロメロにしてしまう不思議な力があるんですよね!
SNSでも猫の写真や動画は人気です。
そして、最近では犬と同じようにいろんなしつけをしたり、ハーネスをつけてお散歩したり、イベントなどに連れて行く方も増えています。
病院に連れて行ったり、災害時に一緒に避難するために、猫様にも犬と同じようにいろんな経験を積ませてあげたいですね。
どんな動物でもそうですが、人と一緒に暮らすためには「愛情」とともに「管理」も大切です。
その動物についての正しい知識を学び、動物が人との暮らしで不自由な思いをしないように環境を整える義務が人間にはあります。
ネコリパブリックさんの言葉ではないですが、
全てのペットが安心して寝る場所とお腹いっぱいになる幸せを得られますように!
と願います。
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