犬・猫に鍼灸治療・・・どんな効果があるのでしょうか
【台湾との交流】
昨年の4月18日、漢方薬を取り扱う順天堂さんが主催で台湾の中獣医師さんとの交流会がありました。
私もお声かけをいただき、犬の椎間板ヘルニアへの鍼灸整体治療について症例を発表する場をいただきました。
この交流会は一昨年から始まったそうで、当初は春に台湾、秋には日本で開催する予定だったのが、新型コロナウイルス感染予防のためにオンラインでの交流会という形になったそうです。
台湾側は会場を設けて講演会やランチミーティングが会ったようですが、日本側は各自ZOOMで自宅からの参加となりました。
(10月にも同じような形式でオンライン交流会がありましたが)
ほんまに、便利な世の中になったもんです!
午前中は台湾の獣医師3名の講演があり、同時通訳がついて日本からも聞くことが
できました。
台湾での犬の鍼治療のやり方、漢方薬の処方など、とても勉強になるお話しでした。
午後からは私と、福岡の鈴木先生という往診で犬猫の鍼灸と漢方薬による治療をされている先生の講演があり、夕方まで活発な質疑応答がありました。
やはり、鍼灸治療は運動器疾患だけでなく多くの症例に効果があるのだと実感した1日でした。
そして、私自身もっと学びを深め、多くの犬猫たちにこの治療を受けてほしいと強く思いました。
こちらの動画は、私の施術が大好きだったゴールデンさんです。
もうお空に行かれましたが、いつもとても気持ちよさそうに受けてくれていたお顔が忘れられません。
鍼灸整体は、骨格を整え、筋肉の緊張を緩め、血行を促進し、神経伝達を整え、ホルモンの分泌を促します。
逆に言うと、骨格の歪みが筋肉の緊張を高め、血行を悪くすることでますます筋の緊張が高まり、神経を圧迫して痛みが生じ、さらに痛みから逃れるために体が歪み・・・
その結果、自律神経が不調となり、ホルモンバランスが崩れ、目に見えないところまで悪くなっていきます。
この循環を最初に書いた「良い方の循環」に持って行くことで体は自然に治ります。
もし迷っている方がおられましたら、百聞は一見にしかず。
一度当院の施術をお試しくださいね!
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【対面の必要性】
台湾との交流会、とてもよかったんですが…
でも、やっぱり実際にお会いしていろんなお話を直で聞きたいという思いが募ります。
対面で会ったり、直に触れあうことにより、気の交流が生まれると鍼灸師さんはよく言われます。
前回の「脳の刺激」でも言いましたが、人間も犬猫も社会性のある動物なので、誰とも会わずに生きていくことって本来はできないんですよね。
(ロビンソン・クルーソーなんてどんな強い精神なんだろうと思います)
もうひとつ感じたのは、台湾の獣医さんは鍼灸と投薬(漢方薬ですが)は必ずセットでした。
日本でも漢方薬を使う医師や獣医師が増えていますが、やはり本場だな〜と思いました。
私自身は投薬は西洋医学の先生にお任せして、あとはほぼ手技療法だけで体質の改善ができると考えています。
が、今年は漢方薬も勉強する予定ですので、より広い視野で犬猫の体を診ることができるようにがんばります!