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山路美晴

ペットと飼い主の心と体を癒やすプロ

山路美晴(やまじみはる) / 獣医師

滋賀ペット治療院

コラム

梅雨について東洋医学的に考えてみる

2021年6月23日 公開 / 2022年3月24日更新

テーマ:東洋医学豆知識

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: 東洋医学

湿邪とは何か



本格的な梅雨に入りましたね
とにかく梅雨時の蒸し暑さときたら、不快指数マックスです!

梅雨どきがなぜ不快なのか、というと湿度が高いからです。
(当たり前か…!)
湿度が高いと体から汗が蒸発しなくて、体温調節がうまくできないんですね。

人間は汗で体温を調節する生き物ですから、雨が続いて湿度100%の状態になると、まとわりつく湿気が熱を体に押し戻すかのような不快感になります。

東洋医学では「湿邪」はじわじわと体を蝕んでいくとされています。

「風邪(ふうじゃと読みます)」のように、スピードがあって体内に入ったらすぐに発熱などの症状が出るものと違い、なんとなく体が重だるい、なんとなくスッキリしないという状態が続きます。


そして、犬猫はもともと汗をかかないから湿気は関係ないかというともちろんそうではありません。

被毛が湿気を帯びることで、皮膚がじゅくじゅくして、皮膚病になりやすいんですね。

この時期、ノミダニや環境のアレルゲンともあいまって、膿皮症がなかなか治らないという子も多いようです。

清潔にして乾燥させる、それから薬…
というサイクルなのですが、膿皮症はしつこくてなかなか治らなかったり、治っても再発するという子も多いですね。


皮膚のケアにもローラー鍼!



私はローラー鍼で皮膚ケアをするのをお勧めしています。
ただ速攻性はないので、半年ぐらい続けて初めて「なんか最近皮膚の様子が変わってきたね」とわかるんですね。

ほとんどの方はここまで待てなくて途中でやらなくなってしまうのがもったいないと思います。


鍼灸も整体もそうなんですが、「体質を改善して自己治癒力を高める」のが目的です。
でも、生まれもった体質や姿勢、生活のくせや歩き方などはなかなか変わりません。

(だからこその体質別ケアでもあるのですが)

ですから、途中でやめずに続けていただくことがとても大事です。


それは治療も同じで、なんとなく体調がよくなってきたので鍼治療の間隔を開けていったら、また調子が悪くなったのでもとに戻す、ということはよくあります。

特にシニアの子は、人間でもそうなんですが長年かけて作り上げてきた体なので、そんなに簡単には変わらないんですよね!

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