春の眠気は時差ボケが原因?
「よい姿勢」は案外できてないという事実
よく、「姿勢を正しなさい」といわれますが、よい姿勢とはどんな状態でしょうか。
一番のポイントは「背筋を伸ばす」ことなんですが、これ、できそうでできてないですよね。
背筋をちゃんと伸ばしてないと、
・血行が悪くなり、神経を圧迫するため、コリや痛みの原因になる
・動きに制限ができ、無理な動きから筋肉や骨を痛める
・呼吸器や内臓を圧迫し、これも血行不良や呼吸の不足から体調不良につながる
ということになってしまいます。
さらに、姿勢が悪く、下ばかり向いていると気分も下がってしまいますよね。
東洋医学では精神状態と体調は密接に関連すると考えます。
気分が下向きだと体調も落ち込みます。
実際、老人福祉施設でお年寄りの視線を上に誘導するようにしただけで活気が戻り、歩ける人が増えたという事例もあります。
犬も同じで、年齢に限らず首が下がり、背中が丸く曲がる…こういう姿勢が足腰を弱め、内臓を圧迫して体調を悪くします。
お尻が下がって尻尾を丸める姿勢もそうです。
犬は尻尾が下がると気分も下がるため、できるだけピンと尾を張れるようにしてあげたいですよね。
「気」は背骨を通る
ヨガできちんと座るとき、
「骨盤をどっしり立て、その上に背骨が積み上がり、頭を上から糸で引っ張られているような姿勢」
を取ります。
実は、目には見えないけど「気」はこの真っ直ぐな背骨を貫くように走るのが理想なので、背骨のどこかに歪みがあると他を治しても効果が現れないこともあるのです。
鍼灸整体治療では、硬くなった背中をほぐして姿勢を正し、気の通りをよくするのにとても効果があります。
実際、治療の後に立ち方や歩き方が変わり、胃腸の状態がとてもよくなったという声をたくさんお聞きします。
写真は、マッサージで背筋をほぐし、ゆっくりと伸ばしているトイプードルです。
また、ご家庭でもローラー鍼やお灸、マッサージなどで背骨周りを柔らかくし、疾病予防やリハビリができます。
まずは自分の姿勢から見直してみてはいかがでしょうか。
そして、愛犬の背中もチェックしてみてくださいね。
…猫はなぜか「猫背」って言われるけど、実際はとても柔らかいのが不思議ですよね…
(この記事は2020年3月5日のメルマガ記事を、メルマガスタンドの移行に伴いこちらに投稿したものです。)
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