どんなに手を尽くしても生き物はやがて旅立つ
犬の言葉はボディランゲージ
前回は、犬が人をよく観察し、こちらの意向をよく汲んでいるというお話しでした。
そして、犬もいつも人に話しかけています。
たとえば、犬は誰かと目が合いそうになったとき、よくプイと横を向きます。
これは、カーミング・シグナルと呼ばれる動作の一つで、「私はあなたに敵意はありません」という印なのです。
犬同士、散歩中にすれ違うとき、目を合わさないように知らん顔で通りすぎることがよくあります。
一見、何も表現していないように見えますが、実はたくさんのことを一瞬のボディー・ランゲージで表しています。
ワンちゃんの動作、よく観察してみてください。
「こんにちは」や「それはいや!」などと喋っているのがわかりますか?
犬の「いやだ」を理解しないと噛み犬をつくってしまう
先日、ある方とお話をしているとき、
「噛み犬って簡単にできあがるってこと実感しました。」
と、言われました。
あるお宅で、家の脇に繋いでいる柴犬を毎日みんながよってたかって触るので、犬はいつもイライラを募らせている、と。
犬はいつも私たち人間に仕草で話しかけていますが、それは微妙な動きによる言葉なので、私たちにうまく伝わっていないこともよくあります。
特に、「それはいや!」「怖いよ!」などのサインを人間は見逃しがちです。
顔を背けたり、舌をペロペロしたり。
耳を伏せたり、体を硬くしたり。
それを無視して人間がグイグイと近づき、触ることで、とうとう犬は唸り、咬むという実力行使に出ます。
人間はどうして
「犬は黙って人の言うことを聞くもの」と、思ってしまうのでしょうか・・・
犬の「いやだ」の主張をもっときちんとくみ取ってあげてほしいものです。
(この記事は2019年6月13日のメルマガ記事を、メルマガスタンドの移行のためこちらに投稿しました。)
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