木質ペレットボイラーの燃料、種類と選び方
ペレットボイラーを導入するにはまとまった費用がかかるため、先延ばしにしている方もいるかもしれません。ところが、補助金・助成金を活用することで自己負担なし、または少ない額で導入することが可能になる場合があります。
ペレットボイラーに導入に関する国からの補助金・助成金について
国の事業では、1年度単位もしくは複数年度単位で事業予算を確保し、公募します。公募期間は1カ月程度と短いものが多いため注意が必要です。
また、事前に枠が取られるエントリー式のものなどもあるので、制度によっては公募期間中であってもタイミングを逃すと申請できない場合も出てきます。一方、再募集や追加募集が行われる場合もあります。
応募にあたっての要件などによって、申請不可能なケースもありますので、まずは日頃からアンテナを張って情報を一早くキャッチし、要件を満たしているかの確認と必要な対応を早めに行うことが重要です。
活用を検討する場合は、専門のコンサルタントが補助金や助成金獲得の支援などを行っているので相談するのも良いでしょう。
ペレットボイラーに導入に関する国からの補助金・助成金の事例
まず、事業計画に対しては、環境省や農水省といった国の助成制度があり、採択されれば100%補助が見込めます。環境省の「グリーンニューディール基金事業」、農水省の「農山漁村地域整備交付金」などです。
これらを利用するには、所属する市町村名で「〇〇市(町・村)の再生可能エネルギー調査」という題目で要望書および申請書を都道府県庁へ提出しなくてはなりません。
続いて初期投資に対して。林野庁や環境省、経産省などの国の助成制度があります。初期投資について2分の1~3分の1程度の補助が見込めます。
林野庁の「森林整備加速化・林業再生事業」、経済産業省の「再生可能エネルギー熱利用加速化支援対策費補助金」「(新)温室効果ガス排出削減量連動型中小企業グリーン投資促進事業費補助金」などがあります。
ペレットボイラーに導入に関する市町村単位の補助金・助成金
全国の市町村でも、ペレットボイラー導入に関する補助金・助成金制度を展開しています。
平成27年は、北海道札幌市の「札幌・エネルギーecoプロジェクト」、静岡県川根本町の「川根本町森林のエネルギー導入促進事業費補助金交付」、長野県塩尻市の塩尻市「平成27年度 塩尻市木質バイオマス利用設備設置費等補助金について」、岡山県真庭市「木質バイオマス利用開発推進事業補助金」、愛媛県内子町「平成27年度太陽光発電・薪ストーブ・ペレットストーブ等の設置に係る補助制度」などがあります。
このように、ペレットボイラーに関するさまざまな補助金・助成金があります。最新情報をチェックして、賢くペレットボイラーを導入しましょう。