ペレットストーブの日々の手入れとメンテナンス方法

金子稔

金子稔

テーマ:ペレットストーブの設置方法

ペレットストーブの毎日のお手入れに必要な道具、手順、コツをまとめました。ペレットストーブ生活ビギナーの方、これから始めようという方はぜひ参考にしてください。

ペレットストーブの日々の手入れに必要な物

ペレットストーブを使用する時には、前回に燃えた分のペレットの灰を取り除かなければなりません。灰は飛び散りやすく、そのうえ汚れが落ちにくいため、道具をきちんと準備してから掃除に取りかかりましょう。

用意するのは、新聞紙、バネブラシ(ストーブに付属していることもある)、小さなほうき、赤ちゃんのおしり拭き(ウェットティッシュでも良いが厚手がベター)、ゴム手袋、ティッシュです。
道具を初めに揃えておくことにより、お手入れがスムーズになり時間をぐっと短縮することができます。

ペレットストーブの日々の手入れ方法

まずストーブの前が灰で汚れないよう新聞紙を敷いてから、扉を開けます。使っているペレットの種類や前回使った時間にもよりますが、1日で灰がいっぱいまでたまることも多く、その場合扉を開けた瞬間に灰が舞い散ってしまいます。

取扱説明書には、灰掃除の頻度は1週間や数日と書かれていることもありますが、実際には毎日しなければ追いつかない場合もあります。

ゴム手袋をつけて、扉のふちに積もった灰をほうきで払い落としていきます。手袋は軍手でも良いのですが、灰の粒子は思いのほか細かく布目をすり抜けて手が汚れることがあるので、ゴム手袋が良いでしょう。

次に、燃焼ポットの内側部分を取り出し中に溜まった灰を掻き出していきます。さらにその下にある灰受けをそっと取り出し、灰を掃き落としてから戻します。

最後に、扉のガラスを拭きます。赤ちゃんのおしり拭きなどを使ってしっかり汚れ落とした後、ティッシュで乾拭きして仕上げます。雑巾を使っても良いのですが、それだと1回で雑巾が真っ黒になってしまうばかりか、それを洗うバケツやシンクも汚れます。そのため、使い捨てのおしり拭きなどをおすすめします。

ペレットストーブの日々の手入れ作業が終わったら

扉を閉めて、内蔵タンクにペレットが入っているか確認し(なければ補充)あとは点火するだけ。

お手入れで発生した灰や紙くずなどは、新聞紙にくるんでゴミ箱に捨てましょう。新聞紙を敷いていても細かい灰などが飛び散っている場合があるので、最後にさっと掃除機をかけてください。
以上が、ペレットストーブの日々のお手入れとメンテナンス方法です。毎日のケアを負担なく続けられるよう、参考にしてください。

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金子稔
専門家

金子稔(建築家)

エンフリー

薪ストーブ、ペレットストーブ専門の住宅コンサルタントとして、新築住宅の間取り設計段階から丁寧なアフターフォローまで、快適なストーブライフを送るためにさまざまなアドバイスをさせていただいております。

金子稔プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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