薪の乾燥具合と在庫量

金子稔

金子稔

テーマ:燃焼に適した薪の準備をお忘れなく

薪ストーブライフで一番大切な事は、『良い薪を使う事』 であることを再三申しております。(笑)

薪ストーブの燃焼効率だ、煙突の種類だ、 そんな事は二の次です。

しっかり屋根付き2年の乾燥は絶対条件と思ってください。

最近では薪もネット通販や軽トラ配達で購入できるようになりましたが、本当に2年乾燥か?

実は先日、薪ストーブを設置させていただきましたユーザー様から、『薪が燃えない』 との電話がありましたので帰路途中で寄らせていただいたのです。

聞くところによると直ぐに使用可能の薪を購入したそうです。

しかしです。

僕が持った感触でも重すぎるのです。

更に表面が綺麗過ぎでした。

恐らく・・・・割って相当期間が経っていない薪だと察しがつきました。

そして僕が持参した薪を投入したら、スッと薪に火が回りました。

何が言いたいのか?

できればユーザー様自身で2年の乾燥を確認して欲しいのです。

もちろん信頼できる薪屋さんとのお付き合いができれば最高なんですけど。

写真はお恥ずかしながら金子家の庭の薪棚です。



生活感で出ていてすみません。(汗)

この薪は今年の11月から使用可能な薪です。

いかがですか?

表面もそこそこ綺麗でしょ!

上から雨が当たるような保管では下の薪同志の接面が黒く湿気って腐って虫がわきます。

薪は屋根保管は絶対なのです。

そして次に重要な事。

それは薪の確保量です。

多くの薪ストーブユーザーさんは薪のストック量が少なすぎます。

乾燥薪の在庫が尽きると未乾燥の薪を使用せざるを得なくなります。

するとシーズン途中で煙突の排気不良というオチが付きます。

薪が多くて困ることはありません!!

できれば3年分はストックしておきたいところですね。

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金子稔
専門家

金子稔(建築家)

エンフリー

薪ストーブ、ペレットストーブ専門の住宅コンサルタントとして、新築住宅の間取り設計段階から丁寧なアフターフォローまで、快適なストーブライフを送るためにさまざまなアドバイスをさせていただいております。

金子稔プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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