今度は栃木県、群馬県で停電らしいです!
僕のところに薪ストーブの設置依頼をされるのは98%がエンドユーザー様です。
お施主さまが直接お問い合わせくださいます。
もちろんそのお客様方はエンフリーのHPもご覧いただいているので薪ストーブライフのイニシャルコストをある程度ご理解されているわけです。
でも時々設計事務所様がお電話をされてきて見積もり依頼というパターンもでてきます。
そこで感じることがあります。
それは、『予算不足』なる現象です。
薪ストーブの予算を確保しないで設計を進めるので最後の最後で予算不足に陥るようです。
最近多いのが薪ストーブ導入予算、『50万円』 という相談。
2件程続きました。(汗)
薪ストーブ住宅の建築に携わったことのない設計事務所であれば相場がわかっていないので仕方ないかもしれません。
で、結局どうなるのか?
結論から言えば、『設計者が部材を購入』 してきて、『大工さんが煙突工事をする』 という事になります。
室内はもちろん天井スレスレまで安価なシングル煙突での施工です。
煙突掃除の事も考えていない・・・
そして煙突の支持も疎か・・・
そんな煙突工事になります。
『煙突施工のやり直し』
その必要性のあるお客様宅が何軒あったことか。(汗)
エンフリーでは自社施工以外の薪ストーブユーザー様宅へも煙突掃除に伺っています。
1年間で相当数の煙突掃除に伺って感じた疑問・・・
『なんでこんなに立派な建物なのに煙突が貧弱なんだろう?』
でも最近の設計事務所さんとのやりとりでその疑問が払拭されました。
設計事務所が全ての建築コストを把握、コントロールしようとする弊害がこのような現象を招いているのだと確信したのです。
お施主さまは自宅の薪ストーブの工事を誰が行ったのかも知らされない事も多々あるようです。
『設計事務所に任せたので・・(汗)』
こんな答えが返ってきます。
先日もお手伝いさんのいらっしゃる立派なお宅で、煙突施工が酷い状態(上部二重煙突の支持が甘く、その荷重で下方のシングル煙突が潰れてシングル煙突同志の継ぎ目が口を開いてしまっていました。)でブラシを通すことも現状復帰できる自信もありませんでしたので煙突内の掃除を断念しました。
エンフリーでは今後基本的にエンドユーザー様の顔が見えない、『見積もり作成』 はお断りすることにしました。
なぜなら設計者はコストにしか目が向かず、煙突施工の重要性を二の次のしていてお施主さまにその辺りのお話が伝わっていないのでは?と感じているからです。
・大工さん施工の薪ストーブ煙突VOL1
・大工さん施工の薪ストーブ煙突VOL2
・大工さん施工の薪ストーブ煙突VOL3