中国語のしゃれ言葉「歇後語(歇后语)」NO. 107ホウキに帽子をかぶせる ~ 数を合わせる
歇後語(歇后语xiēhòuyǔ)とは、二つの部分からなる成句で、前のたとえの部分だけ言って、後の部分を自然と推察させる一種のしゃれ言葉。
121 竈(かまど)の神様が天に昇る ~ ありのままに話す
→灶王爷上天 ―― 有啥说啥
→Zàowángyé shàngtiān―yǒushá shuōshá
説明: 「灶王爷」は竈(かまど)の神様。中国では、竈(かまど)の神様は一家の福、災い、財運を管理し、年末になると天に昇って一年のことを神様に報告すると信じられている。知っていることを全て話す、実際のことをありのままに話すことの喩。
例: 今天领导关心你,和你谈话,你就“灶王爷上天 ― 有啥说啥”,别有顾虑啊。
訳: 今日は、上司があなたのことを心配してあなたと話をするんだから、「竈(かまど)の神様が天に昇る ~ ありのままに話す」で、遠慮しないでね。
日本語校正 イラスト 根本 陽子
【続く】