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【中国語文法】中国語の補語について――その2 程度補語(2)

劉鳳雯

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テーマ:中国語文法のしずく

                  ――文:劉 鳳雯  日本語校正:根本 陽子
前回に続き、中国語文法の「程度補語」を説明します。多くの例文を見て理解しましょう。

1.否定形と疑問形について
A.否定形の場合:「不」「没」などを程度補語の前に置きます。
①他游得不快。
彼は、泳ぎは速くないです。
②他做韩国菜做得不太好。
彼は、韓国料理はあまり上手ではないです。
③她们说汉语说得不太流利。
彼女たちの話す中国語は、あまり流暢ではないです。
④他毛笔字写得没那么好。
彼は、書道はそれほど上手ではないです。
発音については、下の画像をご参照ください。



B.疑問形の場合:文末に「吗」を付けるか、肯定形と否定形を並列して反復疑問文にします。
①他说英语说得流利吗?
彼は英語を流暢に話しますか。
②他跑得快不快?
彼は走るのが速いですか。
③他们毛笔字写得好不好?
彼らは書道が上手ですか。
④和子包饺子包得快吗?
和子は餃子を作るのが速いですか。
発音については、下の画像をご参照ください。




2.形容詞の程度を強調する「得很」などと、比較を表す「得多」について
形容詞の程度を強調する場合、「得」の後ろに「很」「不得了」「要命」「了不得」などの程度補語を入れます。また、比較する際は程度補語「得多」を使います。例文を通じて理解しましょう。
①他们的汉语好得很。
彼らの中国語はすごく上手です。
②哈尔滨的冬天冷得不得了。
ハルピンの冬は相当寒いです。
③我这几天每天都加班,累得要命。
私はこの数日毎日残業して、くたくたに疲れています。
④那里的冬天比广州冷得多。
あそこの冬は広州よりずっと寒いです。
⑤那里的冬天冷得多。
あそこの冬はずっと寒いです。
*比較の対象を入れなくても、「得多」があると比較の意味になります。
発音については、下の画像をご参照ください。


   

(続く)

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劉鳳雯
専門家

劉鳳雯(中国語講師)

所沢中国語学院

ビジネスや語学試験など生徒のニーズやレベル、関心に合わせ中国語学習を支援。対面レッスンはもちろん、オンラインレッスンで全国どこへでも質の高い中国語教育を提供できる。企業における中国語研修の指導も行う。

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