「なんだか不調…」の裏にある気持ち

佐伯重和

佐伯重和

季節の変わり目はなんとなく体がだるかったり、気分が落ち込みやすかったりしますよね。
寒暖差や気圧の変化で、体も心も疲れやすくなる時期です。

障がい者支援の現場でも、「最近ちょっと元気がないな」「頭痛や腹痛をよく訴えるな」と感じることがあります。でも実は、その不調の裏に“別の理由”が隠れていることも少なくありません。

Aさんも通所先で「頭が痛い」「お腹が痛い」と言って早退することが増えていました。最初は季節の影響かな?と思われていましたが、話を聞いていくと、新しい仕事を任されることへの不安があったそうです。



Aさんは、慣れたことは安心して取り組めるけれど、新しいことには少し緊張しやすいタイプ。でも、「嫌だな」「不安だな」という気持ちを、なかなか周りに言えませんでした。

そんな時、普段から関わっているサポーターさんが、Aさんの小さな変化に気づきゆっくり話を聞いてくれたそうです。利用者さんにとって、「この人なら話せる」と思える存在がいることって、とても大事なんですよね。



支援は、一人で頑張るものではなく“チームプレー”です。みんなで情報を共有しながら、その人の気持ちを理解していくことが安心につながります。

また、新しいチャレンジを後押しするために、「終わったら好きなおやつを食べよう!」みたいな“小さなご褒美”も大切です。大人でも、ご褒美があると頑張れたりしますもんね。

見えている不調だけではなく、「本当は何に困っているんだろう?」と考えること。そこに寄り添う支援が、利用者さんの安心につながっていくのだと思います。

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佐伯重和
専門家

佐伯重和(障がい者グループホーム運営)

笑顔の家

利用者が安心して暮らしていける障がい者グループホームを目指し、食事などの生活支援、通院支援や金銭管理のサポート体制を整えている。また障害の特性と人生プランに合わせたグループホーム選びを呼び掛ける。

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