「今を楽しむ」と「これからを守る」のあいだで
季節の変わり目はなんとなく体がだるかったり、気分が落ち込みやすかったりしますよね。
寒暖差や気圧の変化で、体も心も疲れやすくなる時期です。
障がい者支援の現場でも、「最近ちょっと元気がないな」「頭痛や腹痛をよく訴えるな」と感じることがあります。でも実は、その不調の裏に“別の理由”が隠れていることも少なくありません。
Aさんも通所先で「頭が痛い」「お腹が痛い」と言って早退することが増えていました。最初は季節の影響かな?と思われていましたが、話を聞いていくと、新しい仕事を任されることへの不安があったそうです。
Aさんは、慣れたことは安心して取り組めるけれど、新しいことには少し緊張しやすいタイプ。でも、「嫌だな」「不安だな」という気持ちを、なかなか周りに言えませんでした。
そんな時、普段から関わっているサポーターさんが、Aさんの小さな変化に気づき、ゆっくり話を聞いてくれたそうです。利用者さんにとって、「この人なら話せる」と思える存在がいることって、とても大事なんですよね。
支援は、一人で頑張るものではなく“チームプレー”です。みんなで情報を共有しながら、その人の気持ちを理解していくことが安心につながります。
また、新しいチャレンジを後押しするために、「終わったら好きなおやつを食べよう!」みたいな“小さなご褒美”も大切です。大人でも、ご褒美があると頑張れたりしますもんね。
見えている不調だけではなく、「本当は何に困っているんだろう?」と考えること。そこに寄り添う支援が、利用者さんの安心につながっていくのだと思います。


