「いつもと違うな」が大切なサイン

佐伯重和

佐伯重和

障がい者支援の現場では、特別な知識や技術だけではなく、「なんだか今日はいつもと違うな」と気づく力がとても大切です。

今回、あるご利用者さんに朝から少しふらつく様子が見られました。
歩くときも不安定で、歯磨きのときもいつもと違う状態が続いていたそうです。その様子に気づいたサポーターさんは、「気のせいかな」で終わらせず、しっかりと申し送りをしてくれました。

支援者はお医者さんではありません。体調不良の原因を判断することはできません。
しかし、「普段と違う様子」を見つけて、必要な人につなぐことはできます。



今回も、過去の健康情報や普段の様子を知っていたことから訪問看護へ相談し、適切な対応につながりました。結果として医療機関で診てもらうことができ、ご利用者さんの安全を守ることができました。

こうした対応は、一人だけではできません。日頃からご利用者さんの様子を見ているサポーター、情報を共有する管理者、サービス管理責任者、訪問看護などの専門職。
それぞれが連携することで、大きな安心につながります。

支援の仕事は、特別なことをするだけではありません。毎日の関わりの中で、「今日は元気そうだな」「少し様子が違うかな」と感じることも大切な支援です。

今回、ご利用者さんが大事に至らず、普段通りの生活を送れていることが何よりでした。
これからもチームみんなでアンテナを高くしながら、小さな変化を見逃さない支援を続けていきたいです。

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佐伯重和
専門家

佐伯重和(障がい者グループホーム運営)

笑顔の家

利用者が安心して暮らしていける障がい者グループホームを目指し、食事などの生活支援、通院支援や金銭管理のサポート体制を整えている。また障害の特性と人生プランに合わせたグループホーム選びを呼び掛ける。

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