コラム
生きた証
2014年3月11日
東日本大震災から、3年が経ちました。震災で亡くなった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
写真は、一昨年日本石材産業協会の援助活動で行った、宮城県石巻市の称法寺という寺院墓地での作業の模様です。震災から一年たった時点でも墓地の通路には墓石が転がり、お墓参りしようにも足の踏み場がない、拝む墓石が墓地に無いという状況でした。
現在は通路も整備され、少なくともお墓参りは出来る状況です。しかし、まだまだお墓の修復まで手が回らない墓地も沢山あります。
あまりにも大きい災害に対して、人はあまりに無力で、命はあまりに儚いものです。せめて、人が生きた証はずーっと残しておきたい。そんな想いから、墓標や墓石は生まれたのだと思います。私自身も、一つの命、一つの想いをつなげていくお手伝いとして、これからもお墓造りに携わっていきたいと、改めて考えさせられました。
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