再び注目を浴びる国産石材

ここ数ヶ月、日本国産石材の受注が増えつつあります。

10年以上もの間、日本の墓石は中国産の石材が席巻する市場でした。しかし、既に書きましたとおり、中国産の石材の値上がり傾向は続いています。産出される石材の減少、あるいは採石場の閉鎖、人件費の高騰、それに伴う人手(工員)不足、輸入の際の為替変動などなど、値上がりの原因は枚挙にいとまがありません。

そこで、国内で採石出来るみかげ石が再び脚光を浴び始めました。古くから墓石材として使われ続けている安定感と安心感、熟練の石工による優れた加工、輸送手段の発達による納期の短縮など、求められるレベルが上がれば上がるほど、国産石材の需要はこれからもどんどん増えると思われます。

もちろん、中国の石材が値上がりし始めているとはいえ、まだまだ国産石材の方が価格的には上の部分が多いです。それでもなお、受注が増え始めていると言うことは、「お金を出しても価値のあるものを買いたい」という、お客様の心理が働いているからではないでしょうか。

当社では、関東、関西各所より国産石材の入荷が可能です。墓石を立てる際には、是非、国産石材もご検討対象に入れていただければと思います。