修繕積立金の計算方法

武居知行

武居知行

テーマ:マンション管理士の独り言

先日の国土交通省から発表されたという、修繕積立金の目安についていまだWeb記事しかわからないのですが、
・必要金額の6割以上の設定
・一度の改定は10%まで
・最大初期設定の1.8倍まで

これは面白い試算や仮定が成り立ちます。
修繕積立準備金なしで、初期設定を必要金額を均等割した60%に設定して、その後10%しか値上げできないとなると、
実に、30年間で28回の改定が必要です。
この場合、物価上昇を織り込む余地はほとんどありません。
(毎年改定とすれば、上記の他に2回改定する余地があります。)

修繕積立準備金の設定を高めにすれば、現在と同じ100円/㎡程度の設定も可能になります。
ただし、10%以内の改定では、途中の計画見直し時に積立不足になってしまいます。
もちろん、1.8倍以内の改定幅に抑えられるのは、初期の長期修繕計画の範囲内だけです。

何を決めたのか、早く知りたいですね。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

武居知行
専門家

武居知行(マンション管理士)

株式会社メルすみごこち事務所

不動産会社、管理会社に勤務経験があり、広い実務と経営を経験、現在は、マンション管理士、CFP®︎として活動中。幅広い分野の豊富な経験と知識、ノウハウを揃えるマンション管理士

武居知行プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

管理組合の強い味方になるマンション管理士

武居知行プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼