防災マニュアルって何?

武居知行

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テーマ:防災

最近防災に関するお問い合わせが多いですね。
ただ、最初の一歩目の整理がうまく行っていないためにマニュアルが肥大化して、読む気になれないようなものが多くみられます。

災害は
地震、水災、火災、の3つです。
今でも地震雷(=嵐=水災のイメージ)火事親父です。親父以外は何も変わっていませんだけです!(笑)
地震:マンションという、住宅としての対策(家具の固定など)が重要になります。
水災:事前に準備する唯一の災害で、共助から準備を始める災害対策です。
火災:手ぶらで避難ですから、事前の心構えと自分が火元にならないような対策ですね。
火災を言うところはほとんど聞きませんが、タワーマンションなどでは火災時は居住者がパニックを起こして大混乱になりますし、そもそも警報がどう言う風に鳴るのかご存知ですか?

そして、災害対策は
① 自助(7割)→ ② 共助(2割)→③ 公助(1割)
に分類され、管理組合の仕事は②に該当します。

そもそも、②にとりかかるには、①ができた人しか参加できません。
(自宅がゴタゴタしている時に他人を助ける余裕などありません)
ほとんどの防災組織は「全員で」と言っていますが、①もできない人に②を求めても全くの無駄です。
この問題に気付いていないマンションがほとんどです。

①の部と②の部分を分離して考えましょう。

①については、『自助のお約束』みたいな物を、管理規約に並べて重要なものと位置付けましょう。
←これくらい最低やっていないと生き残れないよと言うやつ
で、①ができて無事だった人にお願いするのが、
②管理組合としての『防災マニュアル』
と言う風に分けて整理されるのが良いと思います。

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武居知行
専門家

武居知行(マンション管理士)

株式会社メルすみごこち事務所

不動産会社、管理会社に勤務経験があり、広い実務と経営を経験、現在は、マンション管理士、CFP®︎として活動中。幅広い分野の豊富な経験と知識、ノウハウを揃えるマンション管理士

武居知行プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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