床の耐荷重

武居知行

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テーマ:驚いたこと

マンションの床ってどのくらいのものが置けるか知っていますか?

都心の真ん中でマンションを住宅ではなく、事務所として使っているところは少なくありません。
(弊社の本社も同様です)
実は建築基準法で室内の用途ごとに床の対荷重は異なっていて、住宅<事務所<店舗という順に
重い荷重に耐えられるように設計されています。

今般、元々住宅の設計仕様となっているマンションを事務所として使うのでOAフロアにしたいのだが、20kg/㎡もあるOAフロアを置いても大丈夫なのかというお問い合わせ。

建物の築年数が古かったこともあり、当時の設計基準値を探してまずは迷走。
→ 住宅は建築基準法の施工前からずっと同じ対価中であったことがわかりました。
次に、具体的な検討/試算です。

結局、全然OKなのですが、ネットを見ている間にわかったことは、この質問の多いこと多いこと!
オーディオが〇〇kgで大丈夫か?書庫は?ピアノは?水槽は?などなど。
中には、大型水槽など、これは危なそうですね!というものもありますが、ほとんどは気にするほどのことではないのですが、とても気にされているようです。
たしかに床が抜けるなんて、想像もしたくありませんがこれほど多くの方が問い合わせていることに改めて驚きました。

私の常識でものを判断してはいけません。一般の方にとってまだまだ建築関係のことは知らないことばかりなのだと改めて、考える機会となりました。

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Mybestpro Members

武居知行
専門家

武居知行(マンション管理士)

株式会社メルすみごこち事務所

不動産会社、管理会社に勤務経験があり、広い実務と経営を経験、現在は、マンション管理士、CFP®︎として活動中。幅広い分野の豊富な経験と知識、ノウハウを揃えるマンション管理士

武居知行プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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