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田原稔久プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

ちょっとしたスペースを有効に使うなら「書斎」

田原稔久

田原稔久

テーマ:二世帯住宅施工事例

間取りを考える時間は念入りに

間取りを考えるのは大変ですが、同時にとても楽しい時間です。
あれこれアイデアを出しあったり、理想や憧れを現実のモノにしていく…。
弊社では、そんな素敵な時間を施主の方々と共有し、カタチにするお手伝いをしています。

ひと通り、ご家族のご希望や優先事項をお伺いし図面に落としこんでいきますが、その際、想定外の要素もいくつか出てきます。
確認事項はしっかりとするほうがいいので、数回の打ち合わせが必要となるでしょう。

実際に、設計の段階で動線がよくなかったり水まわりにもう少し配慮が必要だったり…何かデメリットがあれば、改善策をご提案いたします。

また、会話の中から思わぬご要望が導き出されたり、限られた空間を有効活用できるようなアイデアがひらめくこともあります。

予想以上にスペースに余裕ができたら、ぜひ「書斎」を

間取りを考える際に、スペースに余裕がある場合はどうしますか?
私どもでは「書斎を作ってみてはいかがでしょう」とご提案しています。

「書斎を持ちたいと思っていたけれど、無理だとあきらめていた」といった方が多いのです。書斎は、広くゆとりのある住まいじゃないと作れないと思い込んでおられるように思います。
それは、まったく逆なのです。書斎は限られた空間にあるからこそ、その価値が生きてきます。
なぜなら、狭い空間だからこそ落ち着くということもありますし、デスクと椅子はセットになり、コンパクトにおさまるツールだからです。
書斎のスタイルは実にバラエティに富んでおり、小さくても簡単に実現する夢の空間です。
カウンターテーブルや壁を上手く利用し、棚等の収納を使いこなせば狭くても可能です。

こんな所にも、あんな所にも「ミニ書斎コーナー」は実現

では、たとえばどんな所に書斎が作れるのでしょう?

意外な所にデッドスペースはできてしまいます。キッチンやダイニングの隅っこなどにできれば、妻の憧れのワークスペースになります。
作業台やキッチンカウンターの延長線上にワークスペースを作れば、パソコン作業もしやすくなり、お料理のレシビが簡単にチェックできます。
また、階段下、踊り場、廊下などももっと有効活用すべき場所です。
廊下の突き当たりは穴場です!そこにミニ書斎を作っても、まったく邪魔になりませんし、両サイドの壁を収納棚としても活用できます。

そしてリビングの一角などに設置するのもいいでしょう。
オシャレな間仕切りを置いてもいいですし、棚等で仕切ってモダンなコーナーを作るのもいいかもしれません。
寝室でしたら、ウォークインクローゼットと併用という考え方もあります。
クローゼット内にデスクを設置し、ミニ書斎を設けると、プライベート感が増します。
できれば、ご夫婦で各々ひとつずつミニ書斎があると素敵ですし、たとえ小さくても自分だけの空間があれば落ち着きます。

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田原稔久
専門家

田原稔久(建築家)

田原建設株式会社

新築、リフォーム、アフターメンテナンスの三拍子がそろう住まいづくりに徹し、2世帯の長期優良住宅を多く建設。自身が阪神・淡路大震災の体験もあり、耐震等級3の地震に強い住宅を採用する

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