親が危篤と言われたら誰に連絡する?親族への伝え方と順番

山田泰平

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テーマ:親の葬儀について

親が危篤と言われたら誰に連絡する?

皆様、こんにちは。株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。

病院や施設から「ご家族に来ていただいたほうがよい状態です」と連絡が入る。いわゆる危篤(きとく:命に関わる非常に重い状態)の知らせです。

この時、ご家族は大きく動揺されます。すぐに向かう準備をしながら、「誰に連絡すればよいのか」「深夜でも電話してよいのか」「まだ亡くなったわけではないのに、どこまで伝えてよいのか」と迷われる方は少なくありません。

危篤の連絡は、葬儀の案内とは違います。目的は、最期に間に合う可能性のある人へ、後悔が残りにくい形で状況を伝えることです。今回は、危篤時の親族連絡について、連絡する範囲、順番、伝え方、そして連絡しすぎて混乱しないための考え方を整理します。

  • 危篤時にまず連絡すべき人の範囲
  • 深夜・早朝でも連絡してよいケース
  • 遠方の親族へ伝える内容と注意点
  • 葬儀の案内と危篤連絡を分けて考える理由


結論:危篤連絡は「最期に会ってほしい人」から順に伝える


危篤の知らせを受けた時、最初に連絡すべき相手は、故人様にとって関係が深く、最期に会ってほしいと思われる方です。一般的には、配偶者、子、親、兄弟姉妹、特に親しい親族から優先します。

危篤連絡は、葬儀に呼ぶ人を決める作業ではなく、最期の時間に間に合う可能性のある人へ状況を知らせるための連絡です。

そのため、親戚全員、友人全員、近所の方全員へ一斉に知らせる必要はありません。まずは近い家族で状況を共有し、「誰にはすぐ伝えるか」「誰には容体が変わってから伝えるか」を分けて考えると、混乱を抑えられます。

特に家族葬を考えている場合、危篤の段階で広く連絡しすぎると、あとから葬儀の参列範囲を整理しにくくなることがあります。危篤連絡と葬儀案内は、目的もタイミングも違うものとして扱うことが大切です。

家族で事前に考えをそろえておきたい時は、後悔しないお葬式のために。今すぐ始めるべき「葬儀の事前相談」も参考になります。

まず連絡する人、少し待ってもよい人


危篤時の連絡範囲に、絶対の正解はありません。ご本人との関係、ご家族の考え方、病院までの距離、容体の切迫度によって変わります。ただ、迷った時は次のように分けると判断しやすくなります。

  1. すぐに連絡する人
  2. 状況を見て連絡する人
  3. 逝去後または葬儀日程が決まってから連絡する人


すぐに連絡する人は、配偶者、子、親、兄弟姉妹など、関係が近く、会えなかった場合に後悔が残りやすい方です。遠方に住んでいて移動に時間がかかる方も、早めに伝えたほうがよいでしょう。

状況を見て連絡する人は、甥・姪、いとこ、親しくしていた親族、長年付き合いのある友人などです。医師や施設から「今日明日という状況です」「今すぐ来てください」と言われているのか、「念のため家族で集まってください」という段階なのかで、連絡の範囲は変わります。

逝去後または葬儀日程が決まってから連絡する人は、会社関係、ご近所、広い友人関係などです。もちろん、ご本人が特に会いたがっていた方であれば危篤時に伝えることもありますが、一般的には葬儀の日程や形式が決まってからのほうが、相手にも正確に案内できます。

連絡範囲に迷う時は、「今伝えないと、その人が後悔する可能性が高いか」で判断すると整理しやすくなります。

深夜や早朝でも連絡してよい場面


危篤の連絡で最も迷われるのが、時間帯です。夜中の2時、明け方の5時に電話してよいのか。相手を起こしてしまうのではないか。そう考えて、連絡をためらわれる方もあります。

しかし、危篤は日中だけに起こるものではありません。病院や施設から「今のうちに来てください」と言われた場合、近い家族や会わせたい親族には、深夜や早朝でも連絡してかまいません。

最期に間に合うかどうかに関わる連絡は、時間帯よりも「知らせる必要性」を優先してよい場面があります。

ただし、伝え方はできるだけ落ち着いて、短くします。電話に出た相手も動揺しますので、長い説明よりも、必要な情報を先に伝えることが大切です。

  • 病院または施設から危篤の連絡があったこと
  • 現在いる場所、または向かうべき場所
  • 医師や施設から言われている容体の目安
  • 来られる場合の交通手段や到着予定
  • 折り返し連絡してほしい代表者の電話番号


たとえば、「夜分にごめんなさい。お父さんの容体が急に悪くなり、病院から家族に来てほしいと連絡がありました。今から私も向かいます。来られるようなら、○○病院の○階病棟に来てください。詳しいことは着いたらまた連絡します」といった形です。

相手が遠方で、すぐには来られない場合もあります。その時は「無理に今すぐ動いてください」という言い方ではなく、「こういう状態なので、知らせておきたくて連絡しました」と添えると、相手も判断しやすくなります。

遠方の親族には「急がせすぎない情報」を伝える


遠方の親族への危篤連絡は、特に気を遣う場面です。新幹線や飛行機を使って来るのか、仕事や家庭の都合を調整できるのか、間に合うのか。相手にとっても大きな判断になります。

この時に避けたいのは、「すぐ来て」「今来ないと間に合わないかも」と感情のままに伝えてしまうことです。もちろん切迫した状況であれば急ぎの連絡は必要ですが、相手の生活を大きく動かす連絡でもあります。分かっている事実と、分からないことを分けて伝えましょう。

  • 病院名、所在地、病棟または施設名
  • 医師や看護師から聞いた容体
  • 面会できる時間帯や人数制限
  • 最寄り駅、駐車場、受付方法
  • 到着できない場合の電話やビデオ通話の可否


「今夜が山かもしれない」と医師から言われているのか、「状態が悪くなってきたので家族に来てほしい」と言われているのかでは、相手の受け止め方が変わります。聞いた言葉をそのまま伝えることが、誤解を減らします。

遠方の親族には、感情的な急かし方ではなく、移動を判断できる具体的な情報を伝えることが大切です。

また、面会制限がある病院や施設では、来ても会えない場合があります。誰が代表して面会するのか、何人まで入れるのか、夜間受付はどうするのかを確認してから伝えると、現地での混乱を防げます。

施設からの連絡を受けた後に何から動くか迷う時は、施設で親が亡くなったら?まず何をするか初動の手順を解説もあわせて読むと流れをつかみやすくなります。

危篤連絡と葬儀連絡を混同しない


危篤の段階で、葬儀の話まで一気に広げてしまうと、ご家族の負担が増えることがあります。もちろん、葬儀社への事前相談や搬送先の確認は大切です。しかし、親族へ危篤を知らせる時点では、まだ葬儀日程も形式も決まっていないことがほとんどです。

そのため、危篤連絡では葬儀の予定を無理に話さなくて大丈夫です。「まだ葬儀のことは決まっていません。今は容体の連絡です」と伝えてかまいません。

特に家族葬を希望している場合は、危篤連絡をした相手が、そのまま葬儀に参列するとは限りません。あとから「家族だけで見送りたい」と伝える可能性もあります。だからこそ、危篤連絡では「会える可能性のある今の状況」を伝え、葬儀案内は日程と方針が決まってから改めて行うほうが整理しやすくなります。

危篤連絡は「今の容体を知らせる連絡」、葬儀連絡は「日時と参列範囲を案内する連絡」と分けて考えます。

家族葬の案内範囲で悩みそうな場合は、家族葬の訃報を受けたら参列すべき?服装・香典マナーと判断基準を解説が判断の参考になります。

また、親族の中で情報が行き違うこともあります。一人が聞いた内容を別の人へ伝えるうちに、容体や時間が変わってしまうこともあるため、できれば家族内で代表者を一人決めておきましょう。

  1. 医師や施設から話を聞く代表者
  2. 親族へ連絡する代表者
  3. 葬儀社や搬送先を確認する代表者
  4. 遠方の親族からの折り返しを受ける代表者


すべてを一人で抱える必要はありません。むしろ、役割を分けることで、本人のそばにいる時間を守りやすくなります。

まとめ


危篤の知らせを受けた時、ご家族は冷静でいられなくて当然です。誰に連絡するかをその場で一から考えると、時間も気持ちも削られてしまいます。最後に要点を整理します。

  • 危篤連絡は、最期に会ってほしい人から順に伝える
  • 深夜・早朝でも、近い家族や急ぐ必要がある人には連絡してよい
  • 遠方の親族には、移動を判断できる具体的な情報を伝える
  • 危篤連絡と葬儀案内は目的を分けて考える
  • 家族内で代表者と役割を決めると混乱を減らせる


危篤の連絡は、誰にとってもつらいものです。それでも、必要な人へ落ち着いて知らせることで、「会えてよかった」「声を聞けてよかった」と思える時間につながることがあります。

大阪セレモニーでは、危篤の段階でのご相談もお受けしています。葬儀を急がせるためではなく、万が一の時にご家族が慌てず、大切な時間を少しでも守れるようにするためです。分からないことがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。

株式会社大阪セレモニー

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山田泰平
専門家

山田泰平(葬儀業)

株式会社大阪セレモニー

当社は家族葬を専門に、これまで1000件以上の葬儀をお手伝いさせて頂きました。少人数だからこそ実現できるきめ細やかなサービスと、ご遺族様の想いに寄り添った丁寧な対応を心がけています。

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