人事労務Q&A

退職者に賞与を支払う?

Q:退職を申し出た従業員から「賞与は支給されますよね」と確認されました。
最終の出勤日以降退職日までは、有給休暇を消化する予定です。

例年どおりに賞与を支給すれば有給休暇の消化期間中となり、在籍中になります。

このような場合でも賞与は支給しなければならないのでしょうか?

A:賞与制度を設けるか、支給対象者、支給時期、支給金額等を自由に決めることができます。

したがって、会社がどのように基準を決めるか?がとても重要です。
そして、その取り決めは一般的に就業規則に定めます。

たとえば、就業規則に「賞与の支給日に在職していない従業員には支給しない。」と記載する場合。
これは、ひな形などに多く見受けられる条文です。
この場合、賞与は支給しなければなりません。

このようなケースで、どうしても支給しない対応とすれば、支給日を変更するなどの方法しかありません。

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真田直和
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真田直和(特定社会保険労務士)

真田直和社会保険労務士事務所

解雇、残業、労働時間など「人」に関する労務問題を4万件以上解決。また、大企業から中小企業まで幅広い業種の人事評価制度設計のコンサルティング実績も豊富です。

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