具体的に評価するということは?

真田直和

真田直和

テーマ:人事制度

最近、評価制度導入の広告をよく見ます。
それには「具体的な評価基準!!」などです。

では、具体的な評価基準とはどのようなものなのでしょうか?
たとえば、チームワークという評価項目。

・周囲に積極的に協力している
・困っている人を進んで助けている
・人の意見を拒絶せずに取り入れている
・部署、チームのメンバーと協調して業務を行うことができる
上記に項目について、点数をつけるようです。

これ具体的ですか?
赤色の文字部分はむしろ曖昧です。
たとえば、積極的というはどれぐらいすれば積極的なのでしょう?
結局、上司が積極的と思えば高得点。
その上司の基準で判断されてしまいます。

この課題は私が人事評価制度の設計コンサルティングをはじめた約15年前から同じ課題です。
この課題を解決するために上司の基準を統一する評価者訓練がありました。
しかし、上司の基準を統一することは簡単ではありません。

ではどうすれば良いのでしょうか?
具体的な評価基準とは、評価される人の仕事をひとつひとつを評価することだと考えます。

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真田直和
専門家

真田直和(特定社会保険労務士)

真田直和社会保険労務士事務所

解雇、残業、労働時間など「人」に関する労務問題を4万件以上解決。また、大企業から中小企業まで幅広い業種の人事評価制度設計のコンサルティング実績も豊富です。

真田直和プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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