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原聡彦

医療経営指導の専門家

原聡彦(はらとしひこ) / 医業経営コンサルタント

合同会社 MASパートナーズ

コラム

病院マネジメントpart1~自院の医局会議を見直す方法~vol.102

2011年4月18日 公開 / 2011年5月15日更新

テーマ:医療経営の処方箋

コラムカテゴリ:ビジネス

病院を取り巻く経営環境は急激なスピードで変化してきています。自院が地域どのような機能を果たすのかを選択し、選択した機能において経営資源を最大限に活用するというマネジメントが今求められています。

そして、もっとも求められている病院マネジメントは医師の経営参画ではないでしょうか。

今回より医師に経営参画してもらうための取組みについてお伝えしていきたいと思います。

本日は、自院の医局会議を見直す方法です。

1.医局会議を病院経営に活用する
病院の経営資源を最大限に活用するマネジメントを行うには医師を巻き込む必要が生じます。しかし、病院の中心となる医師が一同に集う時間を確保するのは至難の業です。
そこで、従来からある会議を利用するのが最も実現の可能性が高いと考えます。病院の組織横断型の取り組みを行うのに必要な実行計画の進捗報告・調整・提案・働きかけの場として従来から実施されている医局会議の時間を活用することをお勧めします。

2.医局会議を見直す方法
自院の医局会議の内容は以下のようになっていないでしょうか。
・医局会議=連絡・報告会になっている
・医局会議=症例検討会になっている
・医局会議の内容は医師の間でしか公開されていない
・他職種に関連した議題が取り扱われていない
・参加者には事前に当日の議題を知らされることがない
・参加者が医局会議に臨むにあたり、準備をして会議に臨んでいない
・病院全体の目標や課題につちえ話し合いが行われていない
・医局会議では特定の人物しか発言しない
・医局会議の優先準備が低く参加できれば参加するというスタンスにたった医師が多い

上記のチェック項目に多く該当する場合には医局会議の内容・運営方法を見直すことをお勧めします。次回は医局会議で取り扱われるべきテーマについてお伝えします。

最後までお読み頂きありがとうございました。感謝!
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 合同会社 MASパートナーズ 原 聡彦(hara toshihiko)

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