ダイヤモンドが生み出す家族の絆
こんにちわ!相談できる宝石屋 越野 泰明です。
私は宝石の加工職人ではございません。
つまり、私の仕事は、
お客さまと職人の架け橋となって、
お客さまの想い・願い・希望を職人に伝える。
そして職人のできる・できないをお客さまに伝える。
それらのコミュニケーションのハブ(中継地点)となり、お客さまの立場に寄り添って
ご提案をさせていただくことと思ってます。
そう考えると、ジュエリーのリフォームはお客様と、そして職人との共同作業であると言えます。
今回、ご紹介させていただく事例は、私の立場が不必要なのではと思うほどに
お客さまがイメージを明確にお持ちになられてた事例です。
男性からのご相談でした。
最愛のお母さまが亡くなられ、その形見のジュエリーを自分の指輪に身に付けることが
できないか?
とのご相談でした。
こちらがそのジュエリー。
右側がお母さまが日々大切に身に付けておられたというダイヤとエメラルドが入った指輪。
そして左側がご自身の結婚指輪。
まったくアイデアがないままのご相談でしたが、私と色々とお話をさせていただく中で
フッとアイデアが思い浮かんだんでしょうね。
早速、このような画像を作っていただきました。
職人に伝えるにはほぼパーフェクトな情報ですね。
お客さまのご希望を上手に聞きだし、表現するのが私の仕事ですが、
その必要はまったく要らなかったですね。
そして出来上がったのがコチラ
いかがでしょうか?
最高の出来あがりにお客さまもとても喜んでいただきました。
この事例から私が学んだこと。
たまたま、このお客さまは希望を表現するスキルがあったから、
このように思い通りの出来上がりになりました。
ただ、ご自身の希望を表現できるスキルが備わっていない方も
多くおられると思います。
そのような方の希望をより深く聞き取り、感じ取って表現することが
私の使命であるのではと思います。
そんな共同作業を大切にしてこそ、素敵なジュエリーが完成するのでは
と思います。