知らないと損をする「梅雨の睡眠」 ~ 梅雨時の眠れない対策4つ ~

樋口麻理

樋口麻理

テーマ:企業研修



間もなく梅雨入りを迎えます。
ゴールデンウィーク以降、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
最近、
・朝早く目が覚めるようになった
・以前より睡眠時間が短くなった
・昼間に眠気を感じることが増えた
というお話を伺う機会が増えました。

皆様はいかがでしょうか。
実は私自身も、この時期になると睡眠の変化を感じることがあります。
春から初夏にかけては日照時間が長くなり、体内時計にも変化が起こっています。
また、生活環境や仕事の変化が続いたゴールデンウィーク明けは、
心身の疲れが表面化しやすい時期でもあります。
さらに、これから迎える梅雨は、高温多湿という日本特有の環境によって、
睡眠の質が低下しやすい季節です。

例えば…
・寝つきが悪い
・夜中に何度も目が覚める
・朝起きても疲れが取れない
・日中ボーッとして集中できない

このような状態を経験したことはありませんか。
実はこれらの症状は、単なる気のせいではありません。
睡眠は私たちが思っている以上に、健康や仕事のパフォーマンス、
さらには心の状態にも大きな影響を与えています。

睡眠不足になると集中力や判断力が低下し、仕事のミスや事故のリスクが高まります。
また、免疫力の低下や生活習慣病のリスク増加にもつながることが知られています。
一方で、質の良い睡眠を確保できると、脳と身体の疲労回復が促進され、
日中の活動量や生産性の向上が期待できます。
だからこそ、梅雨の時期こそ睡眠を見直す絶好の機会なのです。

なぜ梅雨は眠りにくくなるのか
人は深部体温が下がることで眠気が生じます。
しかし梅雨時は湿度が高くなるため、汗が蒸発しにくくなります。
本来であれば汗の蒸発によって身体の熱が放散されますが、
それがうまくいかなくなるため、体温調節が難しくなります。
結果、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりするのです。
また、梅雨時は曇りや雨の日が続きます。
太陽の光を浴びる時間が減ることで体内時計が乱れやすくなり、睡眠リズムにも影響を与えます。
さらに気圧の変化によって、自律神経のバランスが崩れやすくなることも知られています。
なんとなく身体がだるい、やる気が出ない、頭が重いという不調を感じる方も少なくありません。
このような季節だからこそ、睡眠環境を整えることが大切になります。

梅雨時の眠れない対策4つ
① 晴れ間を利用して換気をする
梅雨時は窓を閉め切る時間が長くなります。
室内には湿気がこもりやすく、寝室環境も悪化します。
晴れ間が見えたら短時間でも窓を開けて換気を行いましょう。
空気の入れ替えをするだけでも、室内の湿気やニオイを軽減できます。

② 布団の湿気対策を行う
布団は毎晩たくさんの汗を吸収しています。
梅雨時は特に湿気がこもりやすく、寝心地が悪くなります。
布団乾燥機を活用したり、晴れた日に布団を干したりすることで快適な睡眠環境を整えましょう。
寝具の湿気対策は、睡眠の質を高める重要なポイントです。

③ エアコンを上手に活用する
「まだエアコンは早いかな」と我慢している方もいらっしゃいます。
しかし、睡眠中の高温多湿は睡眠の質を大きく低下させます。
室温は26〜28℃程度、湿度は50〜60%程度を目安に調整しましょう。
除湿機能を利用するだけでも快適さは大きく変わります。
エアコンは睡眠の敵ではなく、快適な睡眠をサポートする味方です。

④ 通気性の良いパジャマを選ぶ
意外と見落とされがちなのが寝衣です。
吸湿性や通気性に優れた素材を選ぶことで、睡眠中の不快感を軽減できます。
身体を締め付けない、リラックスできるパジャマを選ぶことも大切です。
毎日着るものだからこそ、睡眠の質に与える影響は決して小さくありません。
知らないと損をする 〖梅雨の睡眠〗                           

睡眠は健康経営や介護予防にも重要
近年、睡眠への関心はますます高まっています。
企業では健康経営の一環として睡眠教育に取り組むところが増えています。
睡眠不足は生産性の低下だけでなく、労働災害やヒューマンエラーの原因にもなります。
また自治体では、介護予防やフレイル予防、認知症予防の観点から睡眠の重要性が注目されています。
高齢になると睡眠時間そのものよりも「睡眠の質」が重要になります。
睡眠について正しく理解し、
自分に合った睡眠習慣を身につけることは、年齢を問わず健康づくりの基本といえるでしょう。
私は睡眠改善インストラクターとして、自治体の健康講座、企業研修、安全大会、介護予防教室などで睡眠に関する講話を行っています。

講演終了後には、
「睡眠について初めて正しく理解できた」
「今日から実践できる内容だった」
「家族にも伝えたい」
「職場全体で取り組みたい」
といったお声をいただくことも少なくありません。

睡眠を学ぶことは、自分自身を大切にすること
私たちは忙しい毎日の中で、つい睡眠を後回しにしてしまいがちです。
しかし、健康も仕事も家庭生活も、すべての土台は睡眠です。

梅雨を元気に乗り切り、暑い夏を健やかに過ごすためにも、
ぜひ今一度ご自身の睡眠を見直してみてください。
「もっと睡眠について知りたい」
「地域住民向けの健康講座を開催したい」
「職員研修や企業研修で睡眠をテーマに取り上げたい」
「健康経営や安全管理に睡眠教育を取り入れたい」

そのようなご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
自治体様、企業様、各種団体様向けに、
対象者や目的に合わせた睡眠講話・研修を承っております。
睡眠を変えることは、人生を変えること。
皆様が毎日を元気に、笑顔で過ごせるよう、睡眠の大切さをお伝えしてまいります。

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樋口麻理
専門家

樋口麻理(睡眠健康指導士)

株式会社印笑

医療・教育の分野を知る睡眠健康指導士が、生活や社会活動の基盤となる睡眠管理をテーマに自己実現や子育て、健康維持をサポート。フェイスメソッドで、いびき対策や顔のこわばり改善などお伝えします。

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