梅雨と夏の寝苦しい夜が仕事効率を奪う！

梅雨入りとともに、高温多湿の夜が始まっています。
皆さん、よく眠れていますか？
朝になっても体がスッキリせず、夜になっても重だるい
そんな不調を感じている方も多いのではないでしょうか。
特に夜は、エアコンをつけていても寝苦しく、
疲れがとれない日々が続いているのでは。
そんな状態が続けば、気づかないうちに
仕事のパフォーマンス低下になっている人もいるのではないですか。

睡眠の質が下がると…
• 集中力の持続が難しくなる
• 社内でのミスコミュニケーションが増える
• 原因不明の体調不良が続く
• 新入社員が退職を考えるタイミングかも

このように静かな不調が、進行していないか確認してください。

社員のメンタルケア、健康経営、働き方改革が注目されるなか、
「睡眠」は企業研修でも個人対応でも、依然として軽視されがちですが、
多くの研究や文献により、少しずつ取り組む企業が増えてきています。

また取り組んでいない企業様にとっては、
この梅雨時期と夏の寝苦しさが学びの機会だと考えます。
企業が今すぐ始められる具体的な対策と研修導入のヒントをお届けします。
睡眠研修を始めるきっかけになれば幸いです。

【第1章】寝苦しい夜が、会社にもたらす損失

熱帯夜が続く夏。特に高湿度の夜は、睡眠の質が大きく低下します。
そもそも私たちは、体の（深部体温）が下がることで自然に眠くなる
メカニズムを持っています。寝る前に体温がうまく下がらなければ、
寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなる要因になります。
つまり、高温や多湿の環境では、眠りにくいということです。

その結果、
翌日の集中力
・判断力・感情のコントロール能力が落ち
・仕事のミス、モチベーション低下
・メンタル不調　へとつながります。

経営者の中には「寝不足くらい自己管理の範囲だ」と考える方もいますが、
実際には、企業全体での生産性低下、離職率上昇、有給取得の増加といった、
見えないコストと密接な関係にあります。

【第2章】快眠の鍵は、体温と湿度のコントロール

就寝前に体の（深部体温）を適度に下げることが重要です。
寝室の温度調整や寝具の見直しはもちろん、
就寝前に入浴でリラックスする時間をとることで、
副交感神経が優位になりリラクゼーション効果が得られます。
入浴により、一時的に体温はあがりますが、床に就くまでの時間にゆとりをもつと、
入眠時には眠りやすい体温へとさげることができます。
こうした環境が整わないまま眠ると、体から体温を放出することができず入眠妨害を招きます。

【第3章】「寝苦しい夏」の被害者は誰か

● 若手社員
　新入社員は環境の変化に慣れておらず、
　寝苦しさに加えて仕事の緊張やプレッシャーから、睡眠障害を起こしやすくなります。
● 若手社員
　責任や業務量が増える30～40代は、家庭と仕事の両立によるストレスも重なりがち。
　慢性的な睡眠不足により、知らず知らずのうちにパフォーマンスが落ちているケースもあります。
● 管理職
　部下の指導や組織運営に悩む管理職層は、睡眠の質が仕事に直結します。
　不眠を「仕方がない」と諦めていませんか？
　それぞれの立場に合った睡眠支援を行わなければ、
　組織全体の疲弊とパフォーマンス低下は避けられません。

【第4章】誰でもできる「寝苦しい夜」対策

1. 就寝前に入浴し、深部体温を一度上げてから下げる準備を
2. エアコンは26〜27℃＋除湿モードを基本設定に
3. 通気性の良い寝具と吸湿速乾パジャマを選ぶ
4. 眠気が強い日は、15時までに15〜20分程度のお昼寝を

【第5章】講話会のご案内
「眠れぬ経営者」と「寝不足社員」

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
「確かに…」と思う一方で、
「具体的にどう取り入れれば？」「他社はどんなことをしている？」
「うちの社員にも伝えたい」ご相談ください。
　追いかけません。

▷講話会でお届けする内容
• 企業が“寝苦しさ対策”を行う意味と効果
• 睡眠とパフォーマンスの科学的根拠
• すぐに実践できる“社内睡眠改善施策”の具体例
• 離職率・生産性向上の成功事例
• 経営者自身がまず整える“睡眠の習慣”

▷対象者
経営者、人事・総務ご担当者、健康経営に関心のある方