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原島敏郎プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

どうすれば部下同士の良好な関係づくりができるか?

原島敏郎

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 以前にも書きましたように、会話の“回数”を重ねると会話“量”となり、会話“量”が増えると、会話の“質”は変化していきます。まずは会話回数と量を増やすことを心掛けることが部下との信頼関係をつくるスタートとなります。しかしそれはマネジャーと部下との関係です。チームをつくっていく上では、部下同士の関係がうまくいているかどうかも意識しておかなくてはいけません。部下の間でプライベートの会話も仕事の会話も良好になされているか?
 マネジャーと1人の部下の間の“会話の線”は1本です。もし部下が2人でしたらマネジャーと部下との“会話の線”は2本。部下同士の“会話の線”は1本です。自分以外の部下同士の会話が起こっているかどうかは1本の線が成り立っているかどうかを見ればいいです。ところが部下が3人になると、マネジャー自身が関わる“会話の線”は3本ですが、部下同士の“会話の線”が成り立っているかどうかは3本の線を確認していく必要が出てきます。部下5人ですと部下同士の“会話の線”は10本。部下の人数が多くなると部下同士の情報交流できているかどうかがつかみきれなくなる可能性が高くなります。
 そこで“仕掛け”をします。「チームビルディング・ミーティング」です。これは信頼関係のあるチームをつくるための会議です。もちろんその先の目的は、協力体制をつくりチーム全体の成果を出し続けるための基盤づくりでもあります。
 そのために互いが理解しあう場、全員で共有できるビジョンを作る場、ビジョン達成に向けての活動を確認しあう場、チームをよくするために建設的な意見を出し合う場として活用していきますが、まずは互いが理解しあう場として活用します。
 これは全員で今までの仕事上の成功体験を発表し合います。その話から個々の強みや大切にしていることを理解し合うことで、相互信頼、相互尊重しあうことがねらいです。その進め方については次回ご紹介します。

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専門家

原島敏郎

有限会社ソリスナビタス

大手企業での長年のマネジャー経験を生かし、マネジャーが陥りやすい考え方や立場上の苦しさなどを十分に理解。マネジャーの上司や部下との関係を調整しつつ、実績を上げられる組織作りをサポートします

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