元彼を忘れたいけど忘れられない、引きずる恋愛の乗り越え方
・幸せになりたいのに、幸せになれない
・成功したいのに、成功できない
・結婚したいのに、結婚できない
・幸せな恋愛をしたいのに、いつも恋愛で悩んでいる
もしかしたら、それは「幸せ恐怖症」かもしれません。
幸せ恐怖症とは、「幸せになるのが怖い」という無意識の働きによって、幸せを回避することを言います。
「えっ、幸せになることが怖い?」
「いいえ、私はそんなことありません!」
そう思われたあなたへ。
次の文章を読んでみてください。
「私のような価値のない人間が、愛されるはずがない」
「私のような価値のない人間が、成功して有名になれるはずがない」
「男性なんて浮気する生き物だから信用できない」
「どうせ他人は私を裏切るんだ」
上記の文章を読んで、何となく心当たりがある方は、「幸せ恐怖症」かもしれません。
この記事では、
・なぜか人生辛いことばかりで、幸せになれない
・なぜかいつも恋愛がうまくいかない
・努力して頑張っているのに成功できない
こういった人が「幸せな人生へ」方向転換していくためのポイントを詳しく解説してきますので、最後までご覧ください。
こんにちは。
公認心理師の大城ケンタです。
よろしくお願いします。
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幸せ恐怖症とは?
幸せ恐怖症とは、無意識において幸せになることに恐怖を感じ、不幸な状態に留まり続ける現象です。
ここでのポイントは【無意識において】という点です。
これは本人に自覚がないことを意味しています。
本人は「幸せになりたい」と願っているにもかかわらず、無意識では幸せになることを避けていて、不幸な状態から抜け出せないのです。
なぜこのような現象が起こるのか。
幸せ恐怖症について詳しく解説していきます。
幸せ恐怖症の特徴4つ
ここからは幸せ恐怖症の特徴を大きく4つに分けて解説します。
①なぜか恋愛がうまくいかない
・なぜかいつも恋人に浮気される
・なぜか浮気するような人を好きになってしまう
・誠実で優しい人との幸せな恋愛に居心地の悪さを感じる
・結婚したいけど、結婚に対して良いイメージがない
・結婚したいけど、男性を信用できない
・恋人と仲が深まるにつれて距離を取りたくなる
・逆に、常に恋人と一緒にいたくて束縛してしまう
・恋人と一緒にいても楽しくないのに交際を続けている
本人の意識としては
「素敵なパートナーに出会いたい」
「結婚して幸せな家庭を築きたい」
「パートナーと支え合いながら、楽しく過ごしたい」
そう思っています。
ところが無意識では、
「こんなダメな私が愛されるはずがない」
「私は魅力的な女性ではないので、いつか見捨てられる」
「どうせ男性は浮気するから信用できない」
こういった「自己肯定感の低さ」や「男性不信」があるために、恋愛でこじらせてしまいます。
②成功することを恐れる
・SNSやメディア等で有名になりたいけど、有名になるのが怖い
・自分で起業し成功したいけど、挑戦する自信がない
・自分の商品やサービスを販売して、お金を得ることに恐縮してしまう
・成功者と会うと劣等感を感じる
・自分が影響力のある人間になることが怖い
成功したい。でも成功するのが怖い。
これも幸せ恐怖症の特徴の一つです。
上記①恋愛と同様に、以下のような無意識の思い込みがあります。
「こんな私が有名になれるはずがない」
「私は人に影響を与えるほど凄い人間ではない」
「私は惨めな生活がお似合いの人間だ」
このように自己肯定感の低さが、成功することへブレーキを掛けているのです。
③優しくされると居心地が悪くなる
幸せ恐怖症の人は、他人から褒められたり、優しくされるのが苦手です。
「素敵だね」
「可愛いよ」
「好きだよ」
「感謝してるよ」
そういった褒め言葉や愛情ある言葉を、素直に受け取れないのが特徴です。
「私なんて全然可愛くないです」
「他の人にも同じこと言ってるんでしょ!?」
「何か裏があるに違いない」
「調子良いこと言って、本当に本心でそう思ってる?」
「どうせ今だけでしょ!?」
これも「自己肯定感の低さ」や「他人への不信感」が影響しています。
他人から褒められるのが苦手だからこそ、自分から言葉で愛情を伝えるのが苦手な人も多いです。
④「自己肯定感の低さ」と「他人への不信感」
上記①~③の特徴に共通していることが「自己肯定感の低さ」と「他人への不信感」です。
例えば以下のようなことです。
「私は大したことない人間だから、幸せにはなれないんだろうな」
「私のような魅力のない人間を好きになってくれる人なんて居るはずがない」
「男なんて最初だけ熱心で、付き合ったら浮気するに決まってる」
幸せ恐怖症の人は、なぜこのような「自己肯定感の低さ」や「他人への不信感」があるのか。
次項では、幸せ恐怖症の原因について解説します。
幸せ恐怖症の原因
本人は幸せになりたいと願っているのに、
無意識では幸せになることを避けてしまう。
この幸せ恐怖症の原因は、
子供の頃の親子関係にあります。
例えば次のようなことことです。
・親がいつも喧嘩していた
・親があまり家にいなかった
・親がいつも忙しかった
・親にいつも怒られていた
・親に何を言っても否定された
・親が過保護、過干渉だった
・親が心配性だった
・親がヒステリックだった
・親が何を考えているか分からなかった
・親に褒められたことがない
・親に将来の夢を応援してもらえなかった
・親がお金のことでいつも苦労していた
このような家庭で育つと、
家庭内で心が落ち着かないのです。
・心が落ち着かないのが当たり前
・居心地が悪いのが当たり前
・苦労するのが当たり前
・苦しい状況が当たり前
・不幸な自分が当たり前
・自己犠牲が当たり前
・我慢することが当たり前
このような状況で大人になると
幸せへの選択ができなくなります。
これが幸せ恐怖症の原因です。
実際には、子供の頃の親子関係に加えて、学校でのいじめや性被害、恋人に浮気されたトラウマなど、様々な影響を受けていることも少なくありません。
ではここであなたに質問します。
【質問】
これまでの人生を振り返って、幸せだったか、不幸だったか。どちらの割合が多いですか?
幸せ恐怖症の人は、どちらかというと不幸の割合が多いことでしょう。
・不幸な人生が当たり前
・苦労する人生が当たり前
・自己犠牲することが当たり前
つまり、
・幸せを感じることに慣れていない
・愛されることに慣れていない
このように言えます。
「幸せ」という未知の領域に踏み込むのが怖いのです。
幸せという未知の世界に飛び込むより、
お馴染みの不幸な人生のほうが安心できる。
こういった深層心理が働いているのです。
したがって、幸せ恐怖症を克服するためには、無意識にある思い込みを変えていくことが必要です。
幸せ恐怖症を克服する方法4つ
ここからは幸せ恐怖症の克服方法について解説します。
①幸せ恐怖症について理解する
幸せ恐怖症は無自覚に起こっています。
本人は自分が幸せ恐怖症であることを自覚していません。
そこでまずは、「もしかしたら、私は幸せ恐怖症かもしれない」という自覚や問題意識を持つことが大切です。
「なぜいつも上手くいかないのだろう?」と悶々としている状態から、上手くいかない原因は、自分の中にある「自己肯定感の低さ」や「他者への不信感」かもしれない。
このように自分の心に興味を持ち、心の探求をすることで、人生が切り開いていきます。
②幸せな人生を送っている人を見つける
幸せ恐怖症の人は、自分が幸せになるというイメージを実感として持ちにくいものです。
そこであなたが憧れるような「理想のモデル」を見つけることが役立ちます。
・幸せな恋愛をしている人
・幸せな家庭を築いている人
・成功して幸せに生きている人
こういった理想のモデルや憧れの人を見つけて、その人との接触回数を増やしましょう。
例えば、YouTubeやSNSなどをフォローしてコメントしたり、その人たちのコンテンツに何度も触れてみる。
あるいは、身近に幸せな人生を送っている人がいるなら、連絡を取って話を聞いてみる。
このように幸せな人に触れる機会を増やし、幸せや成功へのイメージを少しずつ書き換えるとよいでしょう。
③幸せになる許可を出す
自分が自分に対して、幸せになる許可を出すことで、意識の変容が起こります。
「私は幸せになっていい」
「私は成功していい」
「苦労する人生を終わりにしていい」
「私は愛される人として生きていい」
「私は成功する人として生きていい」
「私も憧れの人みたいに幸せなっていい」
「自分を犠牲にしなくていい」
「我慢する人生をやめていい」
「私は自分の意思で自由に生きていい」
このように言い聞かせながら、意識して過ごすことで自己肯定感を高めていきましょう。
自分の心の持ち方が変われば、現実が変わっていきます。
④他人の好意を受け取る
幸せ恐怖症の人は、相手の好意を素直に受け取るのが苦手です。
そこで、相手にしてもらったことで嬉しかったことを、紙に書き出してみましょう。
例えば、
「お客様から喜びや感謝の言葉をもらって嬉しかった」
「仕事のことで褒められて嬉しかった」
「恋人が自分の話を聞いてくれて嬉しかった」
「恋人が優しい言葉を掛けてくれて愛を感じた」
こういった嬉しい気持ちは、相手に伝えてもいいし、伝えなくてもいいです。
ポイントは、相手の好意に対して、素直に心で喜びを感じることです。
喜びの感情をじっくりと感じることで、「不幸な人生が当たり前」という前提を、少しずつ書き換えていきましょう。
まとめ
・幸せになりたいのに、幸せになれない
・幸せな恋愛をしたいのに、いつも恋愛がうまくいかない
・成功したいのに、成功できない
・努力して頑張っているのに人生が辛い
こういった幸せ恐怖症は、今までの人生の歩みによって起こっている現象です。
この記事を参考にしながら、今までの人生を振り返り、「自己肯定感の低さ」や「他人への不信感」などがないかチェックしてみてください。
そして自分が幸せになることを許可し、他人からの愛情を受け取る習慣を身につけましょう。
あなたが幸せ恐怖症を乗り越え、「幸せな人生へ」進んでいかれることを願っています。
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