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何もかもめんどくさい人が、活動的に動ける3つの処方箋

大城ケンタ

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テーマ:生き方

なぜかわからないけど、
何もかもめんどくさい!

ということはありませんか?

・仕事や勉強が楽しくない
・友人や恋人と会うのもめんどくさい
・家族と話すのがめんどくさい
・掃除・洗濯・食事の準備など、家事がめんどくさい
・お風呂に入るのもめんどくさい
・ご飯を食べるのもめんどくさい


何もしたくない!!
布団の中で永久に寝ていたい!!


でも、仕事や家事など、
やらなければいけないから、
何とかやってる。


こんな生活をしていると、
何の為に生きているのか
分からなくなったりするかもしれません。


「何もかもめんどくさい」


その原因は、心理学で言うと
「学習性無気力」
という現象が起こっているからです。


簡単に言うと、
今まで頑張り過ぎた結果、
その反動で、やる気がなくなり、
何もしたくないのです。


何もかもめんどくさい時は、
「学習性無気力」を
解消することが必要です。


ここでは、学習性無気力を
解消するための3つの処方箋について、
ご紹介します。


この記事を読み終えた時には、
めんどくさい重苦しい気分が
軽減されることでしょう。


こんにちは。
公認心理師の大城ケンタです。
よろしくお願いします。

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何もかもめんどくさいのは、病気か甘えか?


身体が疲れて、何もする気にならない。
寝ても疲れが取れない。


お風呂に入るのも、
食事をすることすら、億劫でめんどくさい。


これって病気?うつ病?
それとも、ただ甘えてるだけ?
ただの面倒くさがり?


これらの疑問は自分でいくら考えても
答えは出てこないタイプの悩みです。


いくらネット検索で
セルフチェック等をしても、
イマイチ信じられなかったりします。


一番簡単にすぐ分かる方法は、
一度、近所の精神科に行って、
精神科医の先生に相談してみることです。



現代においてうつ病は、
特別なことではありません。


実際に精神科に行ってみるとわかりますが、
予約のお客さんで非常に混み合っている
クリニックもあります。


あまり深刻に考えずに
受診してみるのも一つだと思います。


受診した結果、
もし仮にうつ病だったとしましょう。


でも薬を使いたくないのであれば、
その旨を精神科医に伝えればいいのです。



カウンセリングやその他の代替療法など、
薬以外の選択肢もあります。


うつ病と診断されたからと言って、
薬を飲まなければいけない
という訳ではありません。


薬物療法を受けるかどうかは、
自分が決めたらいいことです。


薬を使わずに、
元気になる方法は他にも様々あります。


自分が病気かどうか
気になるけど何もしない



というのは、
そのまま時間だけが過ぎて、
状態が悪化する可能性もあります。


ではもし仮に、
うつ病ではなかったとしましょう。


病気ではないということは、
性格の問題なのかと思われるかもしれません。


性格(ただの面倒くさがり)だから仕方ない。。。
と諦めることもありません。


心の問題は、様々なアプローチ
によって解決することができます。


それについては、
この記事の後半でご紹介します。

生きる意味とは何か?


何もかもめんどくさい原因をご紹介する前に、
もう一つ、多くの人が悩むことがあります。


それは、
何のために生きているのか?

という疑問です。


何もかもめんどくさくて、
何の楽しみもない。
永久に寝ていたい。


そんな時
「生きている意味って何なの?」
という疑問が生じても不思議ではありません。


辛いだけ毎日を、
なぜ生きなければいけないのか?


心理学の見解、スピリチュアルな見解として、
次のような言われることがあります。


・自己実現のため
・人生を楽しむため
・魂を成長させるため
・愛を学ぶため
・感動と経験を学ぶため
・前世からの課題を克服するため


私はいろんな見解があっていいと思っています。
どれが正解というのはないからです。


「人生は楽しむ為にある」そう考えることで、
生きるエネルギーが湧いてくるなら、
その人にとってはそれがベストな答えになるでしょう。


ある人にとっては、
「魂を成長させる為」と言った方が
生きるエネルギーが湧くのであれば、
その解釈でいいと思うのです。



ただし、筆者は
「何の為に生きているのか」
生きる意味を考えるよりも、

現状の悩みを解決するほうが
遥かに良い
と考えています。


なぜなら、生きる意味を考えても、
納得した答えが得にくいからです。


もし仮に、生きる意味が見つかったとしても、
現状の悩みから解放されるかどうかは疑問です。


例えば、
「今世では人からの愛を学ぶ為に、
生きているんだ」と気づいて、
仕事や勉強にやる気が出るかどうかです。


従って、優先順位で考えると、

①まず「何もかもめんどくさい」
という悩みを解決する。

②そのあとで、生きる意味を
考えるほうが効率的です。


では、どのようにして、
「何もかもめんどくさい」
という悩みを解決していくか。


まずはその原因に
ついてご紹介していきます。

なぜ、何もかもめんどめんどくさいのか?【原因編】

冒頭で、何もかもくさい原因は、
心理学で言う「学習性無気力」であると述べました。


まず学習性無気力とは、
どれだけ頑張っても「できない」時、
「どうせ無理」「どうせ無駄」と
最初から諦めてしまうことです。


・どれだけ勉強しても試験に合格できない。

・どれだけ好きな人に告白してもフラれて恋人ができない。

・どれだけ頑張って仕事をしても、失敗して上司に怒られる。

・どれだけ家事を頑張っても感謝されない。

・頑張っても意味がない。頑張っても報酬がない。頑張っても認められない。


学習性無気力の根底には、

「自分のことを認めて欲しい」という承認欲求
「自分はダメだ」という自己否定


この2つがあります。


①「自分のことを誰もわかってくれない」
と、承認欲求が満たされない。

さらに、

②「自分はダメだ」「自分が嫌」
という自己否定がある。



この2つが限界に達したときに、
何もかもがめんどくさくなるのです。


さらに、話は続きます。。。


何もかもめんどくさいという人に質問です。


子供の頃、親に否定されることが
多くなかったですか?


あるいは、「あれしなさい、これしなさい」と
指示や命令が多かったかもしれません。


親に否定されたり、
自分を受け入れてもらえない場合、
親とのコミュニケーションで本音が言えません。


つまり、「我慢する癖」がつきます。

・我慢したら受け入れられる
・我慢したら認められる
・我慢したら怒られずに済む


我慢していると、
自由に自分の気持ちを表現できない。
自由に振る舞えない。


だから、人と分かり合えないし、
心の交流ができないのです。


そうなると、
生きてても楽しくないですよね。


何もかもめんどくさいというのは、
自分らしく自由に生きれないことが、
もう限界!
なのです。


<ここまでを整理します>

1、子供のころに親から否定されて、自由に本音を言えず、我慢する癖がついた。

2、我慢して本音が言えないから、他人に気を遣い、人と心の交流ができない。

3、しかし「人から認めてもらいたい」という欲求はあるから、常に満たされない。

4、認めてもらう為に頑張るけれど、現実はうまくいかない。

5、だから、自分も、他人も、社会も、将来も、何もかもが嫌になる(学習性無気力)

6、結果、何もかもめんどくさい。


このように見ると、
生きるエネルギーが無くなるのも
無理はありません。


何もかもめんどくさいという人の
心理を説明しました。


次の項目では、「何もかもめんどくさい」を
どのように解消するかを説明します。

「何もかもめんどくさい」を解消する3つの処方箋【解決編】


何もかもめんどくさい原因のキーワードとして、

「我慢する癖」
「自分はダメ、自分が嫌」
「認めてもらいたいから頑張る」


ということがありました。


ということは、
この3つを自分で変えていくことで、
何もかもめんどくさいという悩みは
解消されるのです。


では、順番に説明します。

①自分の意見や気持ちを、自由に表現し、自分を優先する。


子供の頃に親に否定されたり、
受け入れてもらえなかった経験によって、
自分の意見を言えずに我慢する癖がついています。


従って、
「自分の意見を言う」
「本音を言う」
「自分の気持ちを表現する」


ということが必要になってきます。


相手に合わせて、我慢したり、
自分を犠牲にして相手優先にせず、
自分のことをもっと優先するのです。


自分の意見を言うと

「相手に嫌われる」
「わがままな奴と思われる」
「相手との関係が終わる」
「会社や学校で居づらくなる」
「どうせ分かってもらえない」



こういった、否定的な考えが浮かぶかもしれません。


この葛藤を乗り越える必要があります。


そんな時は、こんなふうに考えてみてください。

「人は人。他人は他人」
「人に嫌われても、私の人生は終わりじゃない」
「私は自分の意見を言う権利がある」
「私は大切にされるべき存在だ」
「否定されるかどうかわからないけど、とりあえず意見を言ってみよう」

②自分で自分を認める


誰かに認めてもらおうとすることが
悪いわけではないのですが、程度の問題です。


他人に認めてもらおうとするのではなく、

・自分で自分を認めてあげる。
・自分で自分を好きになる。
・自分で自分にOKを出す。
・決して自分を責めないこと!!


どんなに現実がうまくいかなくても、
自分は自分の味方であることです!!


どんな些細なことでもいいので、自分を褒めよう!


「私はよくやってる!」
「私は頑張ってる!」
「できることはやってる!」
「実際にはできなかったけど、やろうと思ったことは偉い!」
「私には良いところが沢山ある」
「何かができなくても、自分には価値がある」


こんなふうに自分をもっと好きになろう!!

③完璧主義をやめる


完璧を目指すとどうしても、
できない自分を責めてしまいがちになります。


ですので、日常生活の当たり前
となっている基準を下げて考えましょう。

例えば、

・食事を作るのを3品、4品作るのはめんどくさいかもしれませんので、1品だけ作るとか。

・お風呂に入るのがめんどくさいなら、湯船につかるだけで、体は洗わないとか。

・洗濯や掃除も毎日しない。溜まったら、少しずつやる。

・1日勉強時間5時間を目標にしているなら、1~2時間だけ勉強するとか。

・人からのお誘いがめんどくさいなら、思い切って丁重に断る。

まとめ

何もかもめんどくさい時は、

・自分のことを好きになること。

・自分を優先して自由に表現すること。

・完璧を目指さず良い意味でテキトーにすること。


自分の気持ちを優先して、
本音を言って、自分らしく気楽に生きる!


ぜひ、そんな生き方を
目指してみてください!


【関連サイト】厚生労働省 電話相談
厚生労働省ホームページ


都道府県・政令指定都市が実施している「こころの健康電話相談」等の公的な相談機関の一覧が掲載されています。

誰にも相談できずに、お悩みの方はご活用ください。


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