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【賃貸マンションリフォーム】カラーで選ぶ壁紙の印象

桂典子

桂典子

テーマ:入居率をあげる女性が喜ぶ賃貸マンション

壁紙によって部屋の印象は大きく変わる

マンションリフォームにおいて、キッチン、浴槽などの設備や間取りを変えれば見た目が変わるのは当然ですが、壁紙を変えるだけでも雰囲気はガラリと変わります。

特に女性をターゲットとしてリフォームを行う場合、この壁紙一つでその部屋の印象は一変します。そのため設備や間取りと同様に壁紙の選択も慎重に行わなくてはなりません。

今回は色、濃淡、無地・柄物別にそれぞれの壁紙の特徴をご説明致します。

色物の壁紙、濃い色、淡い色の壁紙の特徴

一般的に壁紙として人気のある色は白、ベージュ、アイボリーなど家具やファブリックなどの色を合わせやすい色です。男性、女性はもちろん、年齢も選ばない色なので、賃貸マンションの壁紙としてはおすすめの色と言えるでしょう。

白は、この3色の中でも特に人気のある色です。白には部屋を明るく広く見せるという特徴があります。また、家具などのほかどんな色の照明にも合いますので、そういった意味でも選ばれやすい色です。

ただしリフォームで壁紙を変える場合、元からある枠組みや扉が残っていると白が浮いてしまい全体の調和が崩れてしまうことがあります。

全てを交換するような大掛かりなリフォームであれば問題ありませんが、内装や壁紙だけを変えるようなリフォームであれば、少し淡い黄色がかった白を選ぶと全体の調和がとれバランスがよくなります。

ベージュやアイボリーは、白に比べ暖色系で暖かみのある色として人気です。ベージュやアイボリーは落ち着きや安心感を与える特徴があり、白よりも汚れも目立ちにくいという利点もあります。

同じベージュやアイボリーでも、淡い色だとあまり白とかわりません。あたたかみや落ち着きのある雰囲気にしたい場合は、濃い目の色を選択すると印象が大きく変わります。

ただしあまり濃い色にし過ぎると、家具の色によってはバランスが悪くなってしまう可能性がありますので、注意が必要です。

柄物の壁紙と無地の壁紙、それぞれの特徴

一言に柄物といっても花柄やペイズリー柄のように一見で分かるものもあれば、多少のおうとつや、薄い木目調など良く見ないと無地と区別がつかないものまで千差万別です。

柄物はその柄が大きいほど、部屋は狭く見える特徴があります。この特徴を逆に活かし、狭い部屋で小さめの柄物の壁紙を使えば部屋が広く見える効果が期待できます。

賃貸マンションで、特にリビングなどお客さまも訪れるような部屋全体を柄物の壁紙にすることは、好き嫌いもありあまりおすすめできません。

しかし基本は無地で一部分のみ柄物でアクセントをつけるといった使い方であれば、これも部屋の印象を大きく変えるのに役立ちます。

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桂典子
専門家

桂典子(一級建築士)

汎美設計一級建築士事務所

住宅とは、食事や家族のだんらんを楽しむ『休息の場』であり、子育てや家事をする『仕事の場』。家にいる主婦が主人公になれるような、ストレスを感じさせない居心地の良い「人生の舞台=家」を設計します

桂典子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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