【賃貸マンションリフォーム】床、壁、天井の色を合わせることで統一感のある内装へ
メゾネットタイプのマンションのデメリットをメリットに変える収納を考える
マンションの間取りにおいて、居住スペース内に階段があり1階と2階に分かれているタイプをメゾネットタイプと呼びます。
このメゾネットタイプはマンションでありながら一軒家のような住み心地や開放感のある空間が作れるなどのメリットがあります。しかしデメリットとして、階段がある分、利用できるスペースが狭くなるということが挙げられます。
そのため階段下のスペースを無駄にすることなく、いかに上手く活用するかがメゾネットタイプのマンションリフォームの重要なポイントとなります。
階段下はある程度の奥行も高さも確保できるため、収納スペースとしての適性があります。そのため階段下は収納として利用することが当然のようになっています。
反面、奥行がありすぎたり、階段の踏み板のため高さが一定でないことなど、階段下収納は使い勝手が悪いという側面もあります。
そこで今回は階段下収納の便利な設計に必要なポイントについてご説明します。
階段を設置する場所によって変わる収納
単純に考えて、通常のマンションとメゾネットタイプのマンションを比較した場合、どうしてもメゾネットタイプのマンションの方が生活動線は悪くなります。
階段下収納は、この生活動線の悪さを少しでも解消するために上手く活用することが求められます。
そのためには階段が部屋のどの場所にあるのかを前提に、そこで頻繁に利用するものを収納することに特化した収納スペースにすることが必要です。
例えばキッチンに近い場所であれば、キャスター付きで棚板の高さを調節できる収納棚を設置しパントリーにする。廊下に面した階段であれば高さを利用し、モップや掃除機などをしまえるフリースペースにする。
また洗面所に近い場所であれば、棚だけでなくカゴなどを置く場所も作り、洗剤、トイレットペーパーの予備やハンガー、洗濯バサミなどの小間物をしまえるようにするといったかたちで、少しでも生活動線を良くするための収納として階段下を利用します。
他にもリビングに面した階段であれば、本棚を設置したり、調度品を飾れるような飾り棚を設置するなど「見せる収納という使い方」もあります。
階段の作りによって階段下収納を使い勝手の良いものに
いかがでしょう。階段を活かすことを考えてプランニングすることで、その使用用途の幅は広がります。
前述したように、階段の場所、あるいは収納する物に合わせた収納スペースにするのはもちろん、パソコンスペースにしたり、家事スペースにしたり。ワークスペースとしても活用できるように設計することもできます。
リビングに階段を取り入れることを前提にするのであれば、側面を本棚や飾り棚、テレビ台を設けるなどを備え付けの家具としてインテリア性の高い階段にすることもできます。