【賃貸マンションリフォーム】床、壁、天井の色を合わせることで統一感のある内装へ
大人と子どもの違いを考慮した設計を
大人と子どもの一番の違いは、大人が5~10年では基本的に部屋の使い方に変化がないのに対し、子どもは幼児期から小学生、中学生、高校生とそれぞれ部屋の使い方が大きく変わる点です。
そのため、まだ子どもがいない、もしくは生まれたばかりという家族をターゲットにする場合と、中高生の子どもがいるような家族をターゲットにするのでは、子ども部屋自体の設計も大きく変わってきます。
今回は、子どもの年齢によって変わる子ども部屋の収納設計で必要なポイントについてご説明します。
幼児期~小学校の子ども部屋の収納設計のポイント
就学前や小学校に通う子どもたちは、基本的にはまだ自分の部屋よりも家族と過ごす時間が多く、場合によっては個室を必要としないお子さんも多く存在します。
こういったお子さんのいる家族を入居者のターゲットとするのであれば、かっちりとした子ども部屋を用意する必要はありません。例えば少し大き目の部屋を将来的に間仕切りなどで仕切って子ども部屋にするような間取りにするなど、より柔軟な設計がポイントとなります。
そういった意味では収納も形にこだわり過ぎず、おもちゃ入れから学校で使う物入れ、そしてもう少し大きくなったら洋服入れといったかたちで、年齢によってフレキシブルに対応できるクロークや棚を設置します。
また兄弟姉妹を想定した場合のポイントとして、最初は同じ部屋でも将来的に間仕切りなどで2部屋に分けることもありますので、その際にどちらの部屋にも同じように収納を設けることも必要です。
他、予算に余裕があればロフトを作り、そこを使わなくなった荷物置き場として利用し、小学生ぐらいになったら寝室や遊び場に変え、おもちゃなどをしまう場所にするという方法もあります。
中高生の子ども部屋の収納設計のポイント
中学や高校にあがると、お子さんそれぞれに差はあると思いますが、少しずつ家族と過ごす時間よりも子ども部屋で一人で過ごす時間が長くなってきます。
こういったお子さんがいる家族を入居者のターゲットとするのであれば、子ども部屋はもちろん必要になってくるでしょう。作りは基本的には大人が使う部屋と大きな違いはありませんが、幼少期よりも荷物が増えてくるため、収納に関しては一工夫必要となります。
特に多いのは男性、女性によっても変わってきますが、洋服類です。部屋の大きさによってはウォークインクローゼットも有効ですが、それ程スペースがない場合は、クロークの下に棚を設置し、吊るすだけではなく畳んでしまえる場所を多く作るのがポイントとなります。