【賃貸マンションリフォーム】子ども部屋の収納設計で必要なポイント
家事導線を踏まえた上での収納場所の確保がポイント
賃貸マンションのリフォーを行う上でポイントとなるのが、限られたスペースの中でいかに収納場所を確保するかです。
そして特に重要なことは、女性が家事を行う上で、より効率的に家事ができるようにするためにはどこに収納場所を設置するか、つまり生活動線をふまえた上での収納場所の設置が求められます。
収納は単に量をまかなえれば良いという訳ではありません。キッチン用品、日用雑貨、靴、洋服など、それぞれのものを生活していく中で取り出しやすく、整理しやすい場所に効率的に収納できなければ意味がないのです。
収納はリフォームを終えてしまえば、後から追加することはなかなかできません。賃貸マンションの入居者を増やすためのリフォームのポイントとして、女性目線を活かし、家事動線を軸に無駄なく効率的に利用できる収納場所を確保した間取り設計をすることが重要です。
キッチンとダイニングでの収納と間取り
キッチンの収納は、女性にとっては特に重要なポイントになります。缶詰類や冷蔵庫に入れず常温で保存する野菜、食品、調味料、ワインやお酒などのほか、日常的に使用しない食器、調理器具類などに関しても、できるだけ見栄え良く効率的に整理できる収納が必要です。
最近では、キッチンの収納はパントリーが人気ですが、本格的なものとなるとかなりのスペースが必要になり、予算的にも高額になりますので、よほど大きなマンションでない限りは、キッチン横の壁面に棚を増設するなどで対応するのが良いでしょう。
ダイニングは、家族が集まる場所であると同時にお客さまをお通しする場所でもあります。
キッチン同様、できる限り荷物をおかないようにしたいところですが、まだ小さなお子さまがいる家庭の場合、おもちゃのほか学校や塾関連のバッグ、小物などがどうしてもダイニングに置きっぱなしになってしまったりします。
しかし、ダイニングに大きな収納を置けば家族のスペースも狭くなってしまいます。できるだけ広い間取りのダイニングを確保するには、例えば対面キッチンのカウンターの下に収納スペースを設けたり、壁面を利用して収納スペースにしたり。プロにご相談いただければ、間取りと照らし合わせながら、より良い提案をさせていただきます。
玄関、廊下の収納と間取り
女性がキッチンと同様にすっきりと見せたい場所として、玄関が挙げられます。玄関はお客さまが必ず通る場所ですから、余分な靴などを収納する靴箱はできるだけ大きなものが必要です。
マンションで、玄関で収納スペースをあまり大きく取れないという場合は、天井までの高さを利用した壁面収納を設けるなどの工夫が必要です。