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【賃貸マンションリフォーム】リフォームのときに女性が取り入れたいものは?

桂典子

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テーマ:入居率をあげる女性が喜ぶ賃貸マンション

女性目線のリフォームが必要な理由

老朽化、もしくは入居者を増やすために賃貸マンションのリフォームをお考えのオーナーは多いと思います。その際、リフォームのポイントはいくつもありますが、中でも重要なのが「いかに女性目線でリフォームができるか」です。

女性目線でのリフォームが重要である大きな理由は、一般的に男性に比べ女性の方が部屋にいる時間が多い上、家族で入居する場合においても、外観はもちろん、洗面台、キッチンなどの水まわりや部屋の動線など、入居の際に女性の意見が優先されることが多いからです。
これは、女性に気に入られなければ入居者を増やすチャンスを減らすということを意味するのです。

見た目よりは機能性を重要視する傾向が強い男性に比べ、女性は清潔感やまわりからどう見られているかを重要視する傾向が強いため、男性が好むリフォームをしているだけでは到底女性の賛同を得ることは難しくなる傾向にあります。

女性目線のリフォームではまず外観を意識

では、具体的に女性目線でのリフォームのポイントを見ていきます。

まず意識すべきは外観です。上述したように女性は男性に比べ、まわりからどう見られるかを重要視しますので、外観が汚かったり暗い色だったりすれば大きなマイナスとなります。

しかし、これも男性目線で「女性は明るい色が好きだから、外壁は黄色やピンクに塗ればいいだろう」と短絡的に原色に近い色にしてしまうとかえって女性に避けられてしまいます。

女性の方が男性よりも色の違いに敏感だということは、科学的にも証明されています。男性から見れば単なる黄色も、女性からみればいくつもある黄色の中の一色に過ぎませんので、より繊細に色を選択する必要があります。

女性目線のリフォームでは内装、動線についても配慮を

外観と同様に気をつけなければいけないのが、壁紙などに使う柄や色など内装のセンスです。派手すぎず地味すぎず、やわらかく落ち着ける柄と配色を意識しなくてはいけません。

また玄関、ダイニング、寝室など各部屋の統一感も重要です。あまりにも、ちぐはぐな内装デザインは女性の支持を得ることはできません。

洗面台、キッチン、浴室などは部屋の中でも特に女性がいる時間が長い場所ですので、全体とのバランスをふまえた上で、清潔感を第一に考えたリフォームが必要です。さらにキッチンからダイニング、洗濯機置き場からベランダなどの生活動線を整えましょう。

リフォームにかかる費用は決して安くはありません。それゆえ、できる限りポイントを絞ったリフォームが必要です。
女性目線でのリフォームということですので、まずは洗面台、キッチンなどの水まわりを重点的に進めていくことが、投資効果を上げていくポイントになると言えるでしょう。

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桂典子
専門家

桂典子(一級建築士)

汎美設計一級建築士事務所

住宅とは、食事や家族のだんらんを楽しむ『休息の場』であり、子育てや家事をする『仕事の場』。家にいる主婦が主人公になれるような、ストレスを感じさせない居心地の良い「人生の舞台=家」を設計します

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