ゴルフマナーの基本② ボールマークの直し方
2019年1月1日、世界共通の新しいゴルフルールが施行された。
今まではオリンピックの開催と同じ年、4年に1回のルール変更が行われてきたが、2019年の変更は、これまで繰り返されてきたマイナーチェンジではなく、フルモデルチェンジと言えるほどのものとなった。
それまで34条あった規則が11減って23条となり、全く別物と言っていいほどの大幅改正である。
大改正の理由として大きく3つ考えられる。
①マイナーチェンジを繰り返すことで増え過ぎた条項を整理するため。
②プレーの時間を短縮するためのルールを設けて、よりゴルフを円滑に楽しめるようにするため。
③ルールを簡略化してゴルフの裾野を広げてゴルフ人口を増やしていくため。
複雑になりすぎたルールに縛られることで、「ゴルフルールとはプレーヤーの罰則を強いるためのもの」という本来の目的とは違う観点が強くなってきていた。
ゴルフルールの本来の目的は「ゴルファー全員が公平に楽しむために必要なもの」である。
ルールに縛られることによってゴルフを楽しめなくなるのは本末転倒である。
2019年のルール改正は原点回帰を狙ったものであると解釈する。
これからゴルフを始める人も最低限のルールを知ることで自信をもってプレーできる。
主な変更点を少しまとめみたので、参考にしてほしい。
★2019年ゴルフ規則の主な変更箇所
1、コース名称の変更
コースは5つのコースエリアに分けられ、その名称が変わるものがある。
・ティーインググラウンド ⇒ ・ティーイングエリア
・スルーザグリーン ⇒ ・ジェネラルエリア
・バンカー ⇒ ・変更なし
・ウォーターハザード ⇒ ・ペナルティーエリア
・パッティンググリーン ⇒ ・変更なし
2、距離計測機器の使用
距離計測機器の使用が認められ、2点間の距離を計測することができる。しかし、高低差、風向きなど、他のプレーに影響する要素を計測することはできない。
※距離計測機器に距離計測以外の様々な機能が付いていても、それを使用しなければ違反とはならない。
3、速やかなプレーペースの奨励
以下の点を各プレーヤーが心掛けることでゴルフを速やかにプレーすることができる。
①プレーヤーは自分の順番になってから40秒以内でストロークを行わなければならない。
②ストロークプレーでは、安全を間違いなく確保できるとき、球の位置に関係なく準備ができたプレーヤーからプレーすること(レディーゴルフ)が奨励される。
※但し、プレーの順番としては、安全への配慮のため「遠球先打の原則(ホールに遠い人から先に打つ)」は変わらない。
4、球の捜索時間は3分
球の捜索時間が5分から3分に短縮されている。このことは紛失球となる可能性を高めるので暫定球の必要性が増すことになる。
5、マーカーへの告知
規則に基づいて救済を受ける場合、マーカーに事前に知らせたり、立ち会わせる必要はない。但し、暫定球をプレーする場合は、従来通り「暫定球をプレーします」と告げなければならない。
6、スタンスをとった後、キャディーが後方に立つことはできない
新しい規則ではプレーヤーがスタンスをとった後にキャディーを後方に立つことが禁止となる。ストロークを行う前にキャディーがその場所を離れたとしても罰を受けることになる。(ストロークプレーでは2罰打、マッチプレーではそのホールの負け)
7、球の捜索中に球を動かしても罰はない
球を捜索中に自分の球を偶然に動かしてしまっても罰はない。その球は元の位置にリプレースしてプレーを再開することができる。
8、ストロークした球が偶然に自分のものに当たっても罰はない
ストロークした球が偶然に自分自身、自分のキャディー、用具に当たっても罰はない。偶然に共用のカートに当たっても罰はない。
9、球を動かしたことの判断基準
球が動いた場合、プレーヤーが原因であるとする事実上確実な証拠(95%以上の明確な証拠)がない場合、プレーヤーが球を動かす原因とは扱われない。
10、2度打ちしても罰はない
2度打ちをしても罰はない。そのストロークを1打と数えるだけとなる。
11、地面にくい込んだ球
球がジェネラルエリアにくい込んだ場合、罰なしに救済を受けることができる。例えば、球がラフの中の地面に食い込んだ場合も罰なしの救済を受けることができる。
12、球の取り替え
従来とは違い、罰なしの救済であっても球を取り替えることができる。罰のあるなしに関係なく救済規則に基づいて拾い上げた球は取り替えることができる。
13、救済エリアを計測するクラブ
1 クラブレングスや 2 クラブレングスの救済エリアを計測する場合に使用するクラブは、プレーヤーがそのラウンドのために持ち運んでいる最も長いクラブ(パターを除く)となる。
14、ドロップの方法
従来の「肩の高さからのドロップ」から「膝の高さからのドロップ」となった。
15、バンカー内のルースインペディメント
球がバンカー内にある場合、ルースインペディメントを罰なしに取り除くことができる。
16、バンカー内の球に対するアンプレヤブルの新しい選択肢
バンカー内の球に対するアンプレヤブルの処置として、従来の1罰打の処置の他に、2罰打を加えればバンカー外の救済エリアから処置できるようになった。バンカー内の球とホールを結ぶ線上でそのバンカー外の後方に基点を決めて、その基点から1クラブレングス以内でホールに近付かない救済エリアに球をドロップする処置が追加された。
17、ウォーターハザードに代わるペナルティーエリア
新しいペナルティーエリアは水域だけでなく、委員会が1打の罰で救済を認めたい区域に設定することができる。例えば、ブッシュや崖、雑木林などをペナルティーエリアとして設定することができる。イエローペナルティーエリアはこれまでのウォーターハザードの処置を取ることができ、レッドペナルティーエリアはラテラル・ウォーターハザードの救済処置をとることができるが、対岸での救済は廃止される。
またペナルティーエリア内の球をプレーする場合、クラブをソールしたり、ルースインペディメントを取り除くことができる。
18、パッティンググリーンのプレーの線に触れる
パットをするときにそのプレーの線上のグリーン面に触れただけでは罰はない。例えば、キャディーが狙いめを指で触ることも違反ではない。
ただし、改善をしたという事実があれば罰(ストロークプレーでは2罰打)を受けることになる。
19、パッティンググリーン上の損傷個所の修復
パッティンググリーンの損傷箇所(人、動物、乗り物などによって作られたもの)を修復することができる。例えば、プレーの線上にあるスパイクマークを修理することができる。ただし、自然にできた凸凹やホールの摩耗を修復することはできない。
20、パッティンググリーン上の球を動かす
パッティンググリーンン上にある自分の球を偶然に動かしても罰はなく、その球は元の位置にリプレースしなければならない。
21、パッティンググリーン上でリプレースした球が動く
パッティンググリーン上でリプレースした球が偶然に動いた場合、その原因が何であったとしても、その球は罰なしに元の位置にリプレースしなければならない。
22、パッティンググリーンの球をキャディーがマークして拾い上げる
パッティンググリーン上にある球をキャディーがマークして拾い上げる場合、プレーヤーの承認を得る必要はない。
23、ホールに旗竿を立てたままのプレー
パッティンググリーンからパットするときに旗竿を立てたままパットすることができる。もしパットした球がホールに立てられているその旗竿に当たっても罰はなく、球はあるがままにプレーする(ホールインが認められる)。
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