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谷光高

ゴルフの楽しさを多くの人に伝えるゴルフ場経営者

谷光高(たにみつたか) / ゴルフ場経営者

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)

コラム

「プラス思考」は普段の仕事やゴルフの中で習慣づけよう

2015年2月27日 公開 / 2017年2月26日更新

テーマ:社会人に役立てて欲しい「ゴルフの効用」

コラムカテゴリ:趣味

「プラス思考」のつもりが「マイナス思考」に

「プラス思考」という言葉を知らない人はいないでしょう。
それでも本当の意味での「プラス思考」を正しく理解をしている人ばかりではないようです。
『何事も前向きに考える』というのが、世間一般で認識されている「プラス思考」です。
しかし、それだけでは現状を直視して改善し、前に進むために必要な「プラス思考」にはなりません。
様々な思考
人は何かの問題に直面すると、そこから逃げようとする傾向が強くあります。
マイナスの出来事が起こると、「そのうち何とかなるだろう」といった安易な「プラス思考」に走りがちです。また誰かに悩みを相談することで心の中をスッキリさせようとする人もいます。
「今は辛いけど、時間が人生を好転してくれる」と考えている人がとても多いのではないでしょうか。
「前向きに考えよう」と考えるのはとても良いことですが、「前向きに!前向きに!」と意識しすぎるのは、実はマイナスに思考していることにもなるのです。
そういった人の心理の奥には「マイナスの出来事を少しでも心の中から追い出したい」という気持ちが働いています。
いつまでもマイナスを避けて通ろうとする気持ちがある以上、一生悩みが解決されることはないかもしれません。
こういった考えは、現実を直視できない『現実逃避型のプラス思考』といえます。この間違った「プラス思考」では、自分の力で現状を改善し、前に進むことはできません。

マイナスの状況の時にこそ「プラス思考」

目の前の出来事から目を背け、無理やりプラスに考えるのは難しいことです。
つい「忘れてしまいたい!」「考えたくない!と思いがちですが、「忘れよう!」と強く思えば思うほど、そのマイナスの現象に対して「マイナス思考」をしていることになります。
しかし、どんな出来事にもプラスに働く場面や意味が必ずあります。起きた出来事そのものは変えられませんが、その意味を肯定的にとらえ直すことは可能です。
プラス思考で話す
たとえば、自分のスタッフが開発したシステムのプログラムに不具合が生じたとき、担当スタッフは落ち込み、ユーザーに迷惑が掛からないかと焦っています。
ここで「なぜ不具合を出してしまったんだ」と責め立て、余計に落ち込ませても、不具合がなくなるわけではありません。

そこで、この場面がプラスに働く場面や意味を考えて、「プログラムの不具合があったおかげで、二度と同じ不具合を出さずに済んだよ。起きてしまったことは仕方がないから、今、何が必要かを一緒に考えよう」と担当スタッフに伝えます。

つまり不具合というマイナスの出来事は変えられませんが、「これで同じ不具合は2度と起きない。そのことが今、分かって良かった」という意味を付け加えることによってプラスにすることができます。
そして、このプラスの側面を担当スタッフに伝えることで、自分たちのチームが一丸となって問題解決に前向きに取り組むことができます。
やるぞ!

本当の「プラス思考」は普段の習慣から

「プラス思考」を作るのは、普段の習慣です。目の前の小さなマイナスの出来事にもさまざまな側面があることを考え、どこに肯定的な意味があるかを探してみましょう。
この思考が習慣になると、無理やりプラス思考に持って行く必要はなくなり、物事の側面をポジティブにとらえられるようになるのではないでしょうか
そうすれば、「そういえば最近、物事を自然にプラスに考えられるようになったなあ」と思えるようになるかもしれません。

「プラス思考」の習慣を身に付けるにはゴルフが最適

初心者ゴルファーの18ホールは苦難の連続!
スタートホールから、ティーショットの空振りから始まり、また当たっても、なかなか距離が出ずに牛歩で前進。アゴの高いバンカーに入ったら、とにかく出ない。池越えのショートホールは、越えられない。グリーン上ではカップに近づいたと思ったら、また離れるの繰り返しで、なかなか入らない。
おそらく「大変」を通り越して、「苦痛」になってしまいます。
やったね
上手くなるかならないかは別にして、その日のゴルフを楽しみたい初心者ゴルファーは、驚異の「プラス思考」でいきましょう。
ティーショットを空振りしても、「ごめんなさい!今のは素振り、次が本ちゃん」
池にはまっても、全く届いていなくても「いまの惜しかったなぁ、もうちょっとで池超えたのに」と笑う。バンカーからでなくても「今度は出るかも。うりゃ、あ~また出ない。いい練習になるわ!」などと終始笑顔でいると、スコアは当然130以上となってしまうわけですが、「せっかくゴルフに来たんだから心底楽しまないと!」という思いがでると、くやしさも吹き飛びます。

日本を代表する名ゴルファー青木功プロも、日本銀行広報誌「にちぎん」№37(2014年春号)内「対談/守・破・創」で日銀副総裁 岩田規久男氏との対談で「プラス思考」について語っています。

「僕は常にプラス思考ですから、失敗しても気にしません。ゴルフの神様が「おまえ下手だからもう一回やれ」と言っているんだなと、そんなふうに思いますね。だから、重要な場面でも思い切り勝負できるのかもしれません。それと面白いもので、ミスをすると、どうしてミスしたんだろうと考えて練習するんです。ミスするからうまくなるんです。」

青木 功 (1942年~ ) プロは、日本ゴルフツアー通算51勝(歴代2位)、日本プロゴルフツアー永久シード保持者です。1980年に全米オープンで準優勝を果たすなど、尾崎将司プロ、中嶋常幸プロと共に“AON”と呼ばれる日本を代表する名ゴルファーの一人と言われています。

そんな人だからこそ、ミスショットのあとには「プラス思考」で気持ちを切り換えることの重要性を身を持って理解されているのでしょうね。
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