ボールの近くにある邪魔な落ち葉や小石は取り除いてもOK!
ゴルフカート道路やスプリンクラー、排水溝の上などにボールが止まった場合には、「動かせない障害物」として罰なしでボールを動かすことができます。またはそのまま打つ事もできます。ただし、そのまま打てばクラブが損傷する可能性が高いし、ショットも難しく手首を痛める恐れもあるので、大方のゴルファーは救済を受けます。
このゴルフカート道路などの「動かせない障害物」からボールを動かすとき、みなさんは正しい措置をしてプレーができていますか?
ティーインググラウンドでは、少しでもティーマークより前に出ていれば「でべそ」を気にし、パッティンググリーン上では、マーカーをずらす時にパターヘッドで測って動かしています。同じようにゴルフカート道路からの救済もルールに則って適切に措置していますか?適当な場所から適当に「ドロップ」していませんか?
必ず必要な場面に遭遇しますので、間違いのない救済措置を覚えておいてください。
まずは「救済のニヤレストポイント」を決める
この救済でまずポイントなるのが、「救済のニヤレストポイント(Nearest Point of Relief) 」という基点を決めることです。「救済のニヤレストポイント」とは、動かせない障害物(規則24-2)、異常なグラウンド状態(規則25-1)、あるいは目的外のパッティンググリーン(規則25-3)による障害から罰なしに救済を受ける場合の基点となる点のことをいいます。
障害を避けてスタンスやスイングができ、ホールに近づかないところで、ボールの止まっている箇所に最も近いコース上の1点を決めて「救済のニヤレストポイント」とします。このポイントが「ドロップ」や「プレース」するときなどの基点となります。
「救済のニヤレストポイント」を決めて救済措置
①ボールの位置からホールに近づかず、ゴルフカート道路の直近で、足が掛からないようにスタンスが取れる場所を選択し、クラブを持ってアドレスし、クラブヘッドの位置をティーペグなどでマークして「救済のニヤレスポイント」とします。
②この時のカート道路直近の場所は、カート道路に止まっていた球の位置から、「救済のニヤレスポイント」を取った場合に、カート道路の左右でボールの位置に近い方を選択します。
「救済のニヤレストポイント」の目印をしてポイントを確定してから、ゴルフカート道路の上にあるボールを拾い上げるようにしましょう。
「救済のニヤレスポイント」から1クラブレングス以内で、かつ「救済のニヤレストポイント」よりもホールに近づかない所に「ドロップ」します。
1クラブレングスの範囲は、実際にクラブ1本分の長さを測って、またその地点にティをーペグ挿すなどの目印をつけます。そして2つのティーペグを結ぶ線を半径としたホールに近づかない半円の中に、拾い上げたボールを「ドロップ」します。
「ドロップ」した後、「救済のニヤレストポイントの目印よりホールに近づかず、道路にスタンスがかからないことが確認できたら、ティーペグを抜いてそこからプレーをしましょう。斜面などで「再ドロップ」が必要な場合は、「再ドロップ」のルールに従って措置しましょう。※「ドロップ」「再ドロップ」について
知っておくと安心なのが救済ルールです。自身を持って楽しくプレーしましょう。
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