なぜゴルフには、シャツの裾を入れる「タック・イン」規定があるの?
爆発的に広がったレイヤードスタイル
レイヤードスタイルとは、重ね着(レイヤード)のファッションスタイルを意味する語。レイヤードとは"層をなした、重ねられた"の意です。半袖シャツの下から長袖を覗かせたり、ジャケットの裾からシャツの裾を出すといった手法をいいます。
ゴルフでは近年、ハイテク素材による高性能素材のインナーウェア、いわゆる長袖高機能下着の上に半袖の襟付きシャツを着用するゴルファーが数多くみられるようになりました。
日本生活習慣病予防協会によると、高機能インナーウェアは、いずれも特殊な繊維を使い、関節や筋肉の部位によって編み目の細かさやカッティングパターンを変えたり、補強生地を加えるなどして着圧の度合いを変えているのが特徴となっています。運動時に着用することで「筋肉のブレを防ぐ」、「伸縮機能により関節や筋肉をより大きく動かせる」、「血行を良くする」といった効果が期待できるといわれています。
また夏用では有害な紫外線カットや、速乾性をもたせ冷却効果をもたらすものが、冬用は保温機能をもたせた下着が多くなっています。
長袖で夏に涼しいというのは嘘みたいですけど本当です。汗をかいた後、風が吹くとさらに涼しくなります。下着に付いた汗もすぐ乾くので、夏の紫外線&暑さ対策にトップスだけを使用するのもかなり効果的です。
冬は冬で、機能下着1枚着るだけでかなり温かいので、着膨れしなくて済むので重宝します。タイツやショーツは、サイズをきつめのものを選ぶと、サポート効果が増し、姿勢が安定します。
ゴルフはスポーツの中でもプレー中の死亡率の高いスポーツです。暑さや寒さ対策は非常に重要となっています。その上でも、これら高機能インナーウェアは、夏冬の安全で快適なゴルフに年々欠かせない存在となっています。
ショートパンツとのレイヤードも普及
高機能インナーウェアはトップスだけでなく、ボトムスも多数発売されています。
速乾冷却、保温効果などだけではなく、「とまる」「ねじる」など下半身の動きによるひざや腰のサポートに加え、瞬発的な動きに対応するスポーツに適した機能を充実させているそうです。
流行りのスタイルも名門ゴルフ場ではご法度?
この高機能インナーウェアの市場は確実に大きくなっていますが、ゴルフ場のドレスコードに抵触する問題も出ています。
「半袖シャツの下に長袖のハイテク素材のシャツなどが見えるような重ね着は禁止といたします。必要な方は長袖シャツを着用してください」
あくまで体にぴったりした素材は下着とみなされ、それを見せるファッションはいかがなものかということで、名門ゴルフ場を中心に禁止となっているところがいくつかあるようです。
ましてや下半身までレイヤードとなると「短パンではなく長ズボンをはいてください!」と必ず言われでしょう。
服装規定は各ゴルフ場や団体で異なり、それぞれ考え方も違いますので、一概に言えませんが、下着の部類とはいえ、この高機能インナーウェアによって安全で快適なゴルフプレーが得られるのであれば、寛容な対応も必要なことと思います。
温暖化による夏季の気温上昇や局地的な豪雨などの予測不能な異常気象など、昔と比べて日本の気候は変わってきています。
この気象変化に対し、柔軟に対応する姿勢もある程度は必要なのではないでしょうか。
ただし、高機能インナーウェアはあくまで「レイヤードスタイル」での着用をしましょう。
インナーウェアのみで、コースやクラブハウス内をうろつくことは、「下着」でうろつくことと同じですからね。
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