予約するときに告げられるゴルフプレーのスタート時刻とは?

谷光高

谷光高

テーマ:ティーインググラウンドでのマナー&ルール

どの時点がスタート時刻?

ゴルフ場にプレーの予約をするとき、プレー当日の「スタートコース」と「スタート時刻」がゴルフ場より知らされます。
ここで知らされる「スタート時刻」とは、どの時点を指すのでしょうか?

ティーインググラウンドにプレーヤーが集合する時間のこと!

ブー!!!(ブザー音) 違います!!

「スタート時刻」とは、オナー(※その組で最初に打つプレーヤーのこと)がアドレスに入る時刻のことを意味します。

すでにオナーは、ティーアップを済ませ、前の組が安全な位置まで進んだことを確認して「打ちます!今日一日、よろしくお願いします」と言ってアドレスに入った時刻が「スタート時刻」となります。
スタート時刻ギリギリ
ですから、ティーインググラウンドには、スタート予定時刻の10分前に集合するよう、心掛けてください。そうすれば一緒にプレーする人とゆっくり挨拶ができますし、持ち物の準備も焦らずできます。

前後の組とのスタート時刻の間隔は?

予約したスタート時刻が、9時台後半や10時台、11時台などの遅めの時間のとき、予定時刻よりも大幅に遅れてスタートしたということはありませんか?

一般的にスタート時刻は、通常6~8分間隔で刻まれています。つまり、自分たちの組のスタート時刻の6~8分後には、後ろの組のオナーがアドレスに入ることになります。
この時間間隔はテキパキと行動しないと守ることが難しい時間です。
ゆっくりプレー
例えば、スタート時刻の間隔が7分間のゴルフ場で、4人の組が8時00分にスタートするとします。
8時ちょうど、オナーはすでにアドレスに入りました。オナーが打つ動作に要する時間を15秒として、2人目以降はティーショットに45秒を要すると考えると、計2分30秒で4人が打ち終えることになります。
この4分30秒後の8時07分には、後の組のオナーがアドレスに入ることになります。

8時07分までに、8時00分にスタートした組は、ボールの位置まで移動して「遠球先打」で順にセカンドショットを打ち、後続のティーショットが飛んでこない安全なところまで進んでいなければなりません。
この流れから1分でも遅れると、次の組、その後の組と全ての遅れにつながっていき、遅い時間にスタートする組が予定時刻より遅れる原因となっていきます。

適切なスタート間隔の時間は

セルフプレーが多くなった昨今、6分間隔は現実的ではありません。3人組や4人組の場合、時間通りにスタートすることは、ほぼ不可能だと思います。また7分間隔でも、キャディーがいなければ、最終組までスタート時刻から遅れることなくスタートすることは困難です。
速やかに!
8分間隔の場合でようやく時間どおりにスタートできるのではないでしょうか。
何もトラブルがなければですが・・・。

10分以上の時間間隔となるとゆとりがありすぎて、すぐに前後の組が見えなくなり、プレーヤーの立場から見るとのんびりとプレーできますが、適切なプレーペースを維持することはできません。
格式ある高級ゴルフクラブ以外、普通のゴルフ場ではなかなかできるものではありませんね。

ボール探しが、「遅れ」の最も大きな要因

球探し
ゴルフルールでボール探しは5分間と定められています。だからといって、ボール探しの人が、相次いでいると、ボール探しに費やした合計時間のほとんどが「遅れ」に直結します。これがスタート時刻の遅れやスローペースの最も大きな要因です。ボール探しの時間を少しでも減らすために、同じ組のプレーヤーの打球の行方は、その組全員で見るように心掛けましょう。
3世代ゴルフ2
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谷光高
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谷光高(ゴルフ場経営者)

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)

一部の人が楽しむゴルフから、誰もが気軽に楽しめるゴルフへ。日本のゴルフ文化を変えるため、ゴルフ初心者へのサポートや子どもたちへのレッスン、学校の授業などを行い、初心者にゴルフを楽しむ機会を提供している

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