ゴルフ場の歴史的こだわり！ 来場時の「ジャケット着用」
ゴルフをはじめたばかりの人ほど遠慮されているのか、それとも恥ずかしいのか「いやいや、まだキャディーさんに付いてもらうレベルじゃないですよ！」とよく言われる。しかし、そういう人にこそ、キャディーに付き添ってもらってのゴルフプレーをお勧めしたい。
理由が3つある。
まず1つ目は、たくさんのアドバイスがもらえること。
ゴルフコースのレイアウトや攻め方、ボールの位置からピンまでの残りの距離、そしてその距離に適したクラブ選択など数多くののアドバイスがもらえる。
自分の実力や調子の見極めがつかないあいだは、そのゴルフコースに精通しているキャディーさんの適格なアドバイスはとても有効である。
2つ目は、自分のプレーに集中できる。
打ったボールの行方を見てくれるので、ボールを探す時間のロスがない。また必要なクラブもボールのところまで持ってきてくれるので、スローペースなどの進行を気にすることなく、自分のプレーに集中できることがとてもありがたい。
3つ目は、ゴルフのルールやマナーを覚えることができること。
ラウンド中には、コース内の支柱のある木の根元にボールがいったり、池の中にボールが入ったなど、ルールに沿った状況判断が必要な場面に必ず遭遇する。
そんな時に分からないまま適当に対処するのではなく、キャディーに聞くことにより、適切な処置を覚えることができる。
キャディーの仕事
昔は接客の横柄なキャディーがあちらこちらのゴルフ場にいたとよく聞く。しかし、今の時代のキャディーにはそういう人はまず“いない”と言っていい。なぜなら、現代のキャディーにはとても高度な接客サービスが求められているからである。
風などの気象条件から計算した適切な残り距離を示したり、パッティンググリーンのアンジュレーションなどのコースのアドバイスはもちろん、クラブを運んだり、クラブを清掃したり、ボールを拭いたり、足跡で荒したバンカーの砂均しからボール探し、さらにはその場を和ませる会話など、仕事は多岐に渡っている。これを1ラウンド18ホール約5時間を最大4人のゴルファーに対して一人のキャディーがパートナーとしてラウンドプレーのお手伝いをする。
近年は距離計測器などが大いに普及したが、あくまで数値を表示させるだけのものであり、キャディーに取って代われるという代物ではない。
最近は、セルフプレーが主流となっているゴルフ場が多い。もしも、未だに横柄で接客に問題のあるキャディーがいたら、キャディー付きを推奨しているゴルフ場では死活問題となる。
ゴルフ場の悪評が立つ → 来場者数の減少 → 経営難
だから、キャディーはその日に付いた組全員のゴルファーに一日楽しんでもらうため、日々懸命に努めているのである。
キャディーさんとの付き合い方
しかし、そのキャディーを奴隷や下僕のように扱うゴルファーがいる。
自分のミスショットや悪いスコアをキャディーの責任にしたり、気に入らないといって罵倒したり。
このような人はビジネスの場においても、自分より立場の低い人、仕事上では部下やアルバイトスタッフなどに対しても同じように接していると思われても仕方がない。またそれを見ている他のプレーヤーも、折角のゴルフが気分の悪いつまらないものになってしまう。
本来キャディーはゴルフ規則に従ってゴルファーを「助ける人」のことであり、パートナーである。その助けてくれる人を気に入らないからといって敵に回すようなことは避けるべきである。
今日一日、自分のプレーを手伝ってくれて楽しく過ごさせてくれる人という位置付けで、遠慮なくキャディーにお願いしていこう。キャディーとの良好な人間関係・信頼関係を構築することがとても大切。それが好スコアにつながる最大の秘訣といえる。
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※インターネットでゴルフ規則の全文がご覧いただけます。
公益財団日本ゴルフ協会（JGA）サイト
http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/rulebook/index.html
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