ゴルフマナーは心を表す道具

谷光高

谷光高

テーマ:ゴルフを始める人を応援します

ゴルフマナーの大切な意味

「堅苦しいビジネスマナーは、我々の業務には必要ない!」という人がいるように、「仲間うちだけで楽しくゴルフができれば良いので、堅苦しいゴルフマナーやルールは必要ない!」というゴルファーは少なくない。
確かに社会全体がカジュアル化傾向にあり、心理的負担、身体的負担が大きくなるような社会通年は減少される動きにある。酷暑期からはじまったクールビズやノーネクタイなどもその一つといえる。
ゴルフにおいても、2019年にゴルフ規則の大改正があり、条項数を34条から24条に減らし、罰則でがんじがらめになったゴルファーの心理的負担を大幅に軽減した。

減ったといっても0にはならない。人が行うことにルールやマナーが完全になくなることはない。実行するためには絶対にはずせない守るべきルールやマナーが存在する。

「一緒にゴルフして楽しい」「この人となら大丈夫」など、ゴルフ仲間や仕事で関わりのある人々とゴルフを通じて、良い人間関係を築くことが、ゴルフを楽しむためにはても大切なことである。

練習に多くの時間を費やしてスコアが大幅にアップしても、それを共に喜んでくれる人がおらず、一人だけでゴルフをするような状況になってしまったら、ゴルフはつまらない。
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良い人間関係を築くために大切なのが、ゴルフのルールとマナーを守る意味である。

ゴルフのルールを守ることは、一緒にゴルフをする人たちと公平な条件でプレーするためのものであり、スコアをカウントするときに誰かが得した、損したということをなくすために必要なツールである。

ゴルフのマナーを守ることは、一緒にゴルフをする人たちや同じ日にそのゴルフ場でプレーする人たち全員に気を配ることであり、みんながともにゴルフを楽しめる環境づくりに努めることで、自分自身もゴルフを存分に楽しむために必要なツールである。

これは、ビジネスシーンにおける「ビジネスマナー」が大切であることと同様である。 「ビジネスマナー」を身につけて行動できるようになることが、信用を積み重ね、信頼に変えていくための重要なポイントである。これはゴルフマナーを身に付けることにおいても全く同じことが言える。

ゴルフマナーは心を表す便利な道具

ゴルフマナーでは「他のプレーヤーへの心配り」を特に表現している。これが身に付いていると他プレーヤーとの信頼関係が生まれる。
職場や取引先の人々とプレーしているときには職場や仕事上での良好な人間関係につながる。
プライベートでのプレー時には家族や友人との関係がさらに深まる。

少なくとも相手に失礼であったり不快にさせたりする言動や行動でのミスが少なくなり、トラブルが減って楽しくゴルフプレーに集中することができる。

人間関係はビジネスだけでなく、「敵はコース」「自分自身との闘い」のゴルフにおいても欠かせない大切なものである一方で、この人間関係に悩んでいる人は少なくない。
少し気まずいことがあっただけでも、顔を見たくない、ゴルフを一緒にしたくないと思ってしまうのは当然のこと。

例えば、あなたが相手に対して挨拶をすることを忘れ「一緒にプレーをするのに自分に挨拶がなかった」と相手に思わせたとすると、あなたに対して「今からの数時間を一緒に行動を共にしたくない」と相手が思ったとしても仕方がない。
そうなるとプレー中の雰囲気が悪くなり、ゴルフも楽しくないものとなる。もちろんスコアが良くなるはずもない。
喧嘩
そんな間違いが起こらないように、今あなたが何をすべきか、何をしてはいけないかを教えてくれるのがゴルフのマナーである。本来あなたが打ち込みたいゴルフに集中できるように、この便利な道具を使わない手はないのである。

気持ちのいいゴルフマナーの具体例

最後に、ゴルフを始めたばかりの人でも簡単にできるゴルフマナーの例を紹介する。
ちょっとしたわずかな行動で大きな効用ともたらすものであるので、ぜひ活用してもらいたい。

◆前後の組のプレーヤーにも、気持ちの良い挨拶をする


行ってきますの挨拶
「お先に失礼します!」
「いってらっしゃい!」

たまたま前後の組となった初めて会うプレーヤーにも、気持ちの良い挨拶や声掛けを積極的にしよう。今日一日、何度も顔を合わせることとなる。朝一番のティーインググラウンドで好印象を与えておくことで、安心して一日を過ごすことができる。
会員制クラブが数多いゴルフ場では昔から「社交場」として意味合いが強い。そのためゴルフには、一緒にプレーするプレーヤーだけでなく前後の組及び今日ここにいるすべての人を「同好の友人」と考える習慣がある。見知らぬ人とすれ違った時にも、笑顔で挨拶や会釈を交わせるよう心掛けたい。

◆パターは全員の分を抜いていこう

パター4本①
先にパッティンググリーンにボールをのせたら、ゴルフカートをグリーンの横まで移動させ、同伴プレーヤー全員のパターを抜いて、持っていくようにしよう。その時に、パッティンググリーン手前のバンカーに捕まった人がいたら、その人のサンドウェッジ(SW)等も持っていってあげよう。このようなほんの少しの「気配り」の積み重ねによって、スムーズで楽しいゴルフプレーができることは言うまでもない。

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※インターネットでゴルフ規則の全文がご覧いただけます。
公益財団日本ゴルフ協会(JGA)サイト
http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/rulebook/index.html
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ぜひご覧ください。
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谷光高
専門家

谷光高(ゴルフ場経営者)

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)

一部の人が楽しむゴルフから、誰もが気軽に楽しめるゴルフへ。日本のゴルフ文化を変えるため、ゴルフ初心者へのサポートや子どもたちへのレッスン、学校の授業などを行い、初心者にゴルフを楽しむ機会を提供している

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