不倫保険?

当、カウンセリングは妻からの相談に限っており、夫側からの相談申し込みは受け付けておりません。
しかし、このマイベストプロのシステムとして、どういう方が当方のコラムを読んで下さっているかをリサーチする事が出来ます。
特に、その中で、どういう事を、カウンセラーに質問されたいのか、検索キーワードを見れば分かる仕組みになっているのです。
そこで、いつもTOPに位置するのは、
「お金 お金 うるさい妻」
これは見るからに、夫側から入力された検索キーワードです。
また、例え、これが妻側からの検索キーワードだとしても夫からそう言う言葉を言われている妻と言う事になります。
これは、夫婦として双方の問題として捉えると、夫側の単なる愚痴というより、夫婦の価値観の違いと考えられます。
しかし、本当の問題は夫婦を分かつ理由になりますし、離婚時には大きな損得に影響を与える事になります。
私も女性ですから、家計を預かる側としたら、少しでも節約をし、将来や、子供の教育費も貯えたいと思うのは当然です。
また、夫側にそれを求める時は、無駄な出費や浪費を抑えて欲しいと望むのも当然です。
でも、こういう「お金 お金 うるさい妻」というキーワードで、訴えて来ている夫が多いという事は、妻の節約意識が、夫への非難になったり、夫の人格をも否定する事になるなら、それは夫婦の心の距離は開いてしまいます。
【妻の節約意識が、夫婦の溝?】
そこで、実際の所はどうなのか、と言う事ですが、本当に夫が浪費家なのか、または妻が過剰にお金に対してケチなのか?これは、本当の所は分かりません。
ただ、カウンセラーとしての立場から、一つ意見を言うとしたら、このようにお金の価値観が違い過ぎる夫婦は離婚をするとなった場合、妻が将来を見越して、努力した結果が妻自身、自分で自分の首を締める結果になります。
離婚になる大きな理由は妻の事を夫は「俺の事を、ATMとしか見ていない」と感じるという事です。
それが、一家の大黒柱とか、生活を支えてくれている稼ぎ主という、尊敬の念を持ってくれているなら、いざ知らず
ことある毎に、「お金お金」という妻の場合は、夫の仕事に対する努力より、夫の事がお給料袋しか見えていないという感覚を持ちます。(本当はそうではなくとも)
【夫の価値は給料袋?】
そこで、夫婦関係が冷え込み離婚話に発展すると、それまでの夫への非難も含め、お金を搾り取られる感覚を持っていて、その段階で妻へも、愛想をつかす状態になっています。
そうなると慰謝料や、財産分与のお金を取り決める際も、「最後の搾り取られ」という事で
盗人追い銭のような「くれてやる」的な、やけくそ感覚になります。
また別の静かな夫のタイプの場合は、「お金でケリがつくなら」と素直にお金で整理を付けようとします。
つまり、妻にすれば、将来の為や、家族の為にと節約してきたつもりでも、それが、夫の心の部分を無視して、単なる生活の糧にしか夫を見てない事になります。
夫には、それがとても悲しい事なのです。
その結果、妻から心が離れ、もし、浮気をして、お金を使うと、妻にはそれが、またもや夫の無駄使いの様に感じて、またもや夫を責めてしまいます。
夫の浮気を責めたい気持ちはわかりますが、その夫婦喧嘩の課題がお金の使い道になるとしたら、夫側からすれば、「また、お金か」とがっかりします。
でも、浮気が深刻な段階に入っている場合は、夫側は「お金を払えばいいんだろう」と離婚へのレール上を進みだします
もしかしたら、「お金、お金とうるさい妻」と感じる夫の場合は、実際は浮気をしているのかもしれません。
だからこそ、使途不明金?としてお金の使い道を妻から攻められているのかもしれません。
でも、普段から、浮気云々は関係なく、単にお金にうるさい妻の場合は、夫が浮気を始めると、益々、浪費を責めたくなるかもしれませんが、夫が浮気をしているかもしれないのに、お金の事しか責められないという事が、夫婦の関係の溝を益々広げる結果になります。
これが単なる夫婦の溝で、溝がありながら、夫婦が続くなら、そういう夫婦もあるでしょう。
しかし、その金銭感覚の違いが離婚に繋がるなら、それは妻への手切れ金のようになり、離婚すら、お金で整理を付けようとする事になります。
【お金を搾り取られる感覚】
妻はひたすら、将来の為とお金を蓄えても、それが、逆に将来を失う結果になるのです。
また、夫側も、妻にはお金を渡せば納得するだろうという事で、離婚話の際には
慰謝料や、養育費という「お金」だけの話になってしまいます。
何故なら、妻はお金に拘る人だから、お金で納得するだろうと夫は考えるようになります。
これは、本末抵当じゃありませんか?
【妻側に申し上げます】
夫の浮気に悩む妻の皆様、責めるべき点は「浪費」ですか?
貴女の金銭感覚は、間違っていませんか?
【夫側に申し上げます】
「妻がお金、お金とうるさい」と感じているそこのご主人、本当に浮気に浪費をしていませんか?
もし、本当に浮気をしていないなら、それは金銭感覚の価値観を夫婦として、よく話し合って下さい。
そして、離婚は避けたいと思っているなら、素直に謝って下さい。
しかし、普段からお金に対して口うるさいと妻に思っているなら、ここは夫婦としてよく話し合って下さい。
夫婦も結婚する前までは、本当の姿は分かりません。
しかし、結婚して何十年も経つと、夫婦の間にひずみが出てくるのは当たり前です。
マイホームも同じ事で、頑張って建てた家も、経年劣化で、リフォームが必要になります。
【夫婦のリフォーム】
結婚後に分った?(変わってしまった)、その人の人物像が、生活する上で、あまりにも価値観の違いがあり過ぎるなら、夫婦でよく話し合って、軌道修正して下さい。
それが夫婦のリフォームです。
でも、中には、実際に夫側が浮気をしていて、妻からお金の使い道を責められているなら、それはもう、仕方がない。責められて当然です。
離婚をしたくないなら、妻の言い分に耳を傾けて下さい。
自分が浮気をしていて、離婚を考えるなら、お金にうるさい妻には十分なお金を払って納得させてあげるのが、離婚をスムーズに進める事になりますから、夫側も最後はケチらず、妻を納得させてあげて下さい。
今日のコラムは、どちらかと言うと夫側に向けた内容になりましたが、割と極端な例です。
だから、ここまでの極端じゃない家庭の場合は、価値観の違いを感じたら、溝が深まらないうちに、その都度、軌道修正をしておいてください。
それが夫婦を長持ちさせる秘訣です。
では今日はここまで。



