後ろめたさ
よく「ほとぼりが冷めるまで」と言いますが、実際、どのくらいの長さの事か、わかりますか?
但し、この場合の「ほとぼり」とは、夫の浮気に対するボルテージの事を言います。
個人差はありますが、相談者の例から平均を取ると、約3か月です。
お湯で言うと、沸騰の沸点のようなものですが、沸点に達しても、ふつふつするのは、概ね3か月です。
何故、3か月かという根拠はありません。
しかし、人間の気持ちの持続力は、3か月が一つの単位に感じます。
特に日本人は、「3」という数字が好きです。
【日本人は、3が好き】
3時間、3日、30日、3か月、3年。
何故か、無意識に3という数字のサイクルで動いている事が多いのです。
夫の浮気が発覚して、妻が咎めた時、浮気相手と別れると、宣言する夫の場合、
「少し、時間をくれ」と言います。
その少しの時間というのは、どのくらいかと言うと、ご主人が具体的な目安がある訳ではありません。
もし、夫に体内時計があるとしたら、それは「高熱が下がる迄」という意味と考えてイイでしょう。
これは妻に向けての言い訳的な時にも使いますが、実は浮気相手に対しても使います。
貴女の夫が浮気相手と付き合いを始めて、例え、遊びであっても「僕は君とは遊びの浮気だ」なんてことは言いません。
【浮気相手にも、嘘をつく】
何なら、浮気相手には、彼女との将来を期待させるような事を言う事もよくあります。
この場合も「今すぐ」ではなく、3年後に結婚しよう、とか、3年待ってくれとか言います。
これは、実際に3年と決めているのではなく、口を突いて出た期間が3年と表現するのです。
そこには、はっきりした根拠はないのですが、3年くらい時間稼ぎしたら、その時には、何とかなっているだろうというくらいの意味しかありません。
しかし、3年と言った以上、その根拠になるような事を付け加えないといけないので、
「子供の受験が済んだら」とか、子供が20才になれば、とか、適当に、それに近い数字を言ってるに過ぎません。
ただ、3年あれば、何かが、固まっているだろうという事です。
【プチ家出は3か月】
それで、特に顕著なのが、家出(別居)期間が3か月というのが、最も多いのです。
何かしらの夫婦喧嘩があり、「やってられない」と捨て台詞を言い、家を出る夫もいます。
中には「実家に帰る」と、女性みたいな事を言って、家出をする夫もいます。
何なら、妻に対して「ひとりになりたい」ときちんと別居を申し出る夫もいます。
どんな場合も、冷静になって、自宅へ戻ってくるのは、3日月後くらいが、最も多いのです。
それは、3か月もすれば、ちゃんとした父親をしていた夫なら、子供との生活が懐かしくなるのです。
もちろん3か月間、1度も子供と会わないという事じゃなくても、常識的な感覚のある夫であれば、
浮気相手と、同棲をして、自分が幸せと感じれば感じる程、今度は置いて来た子供達の事を思う様になります。
それは、会いたいとかの気持ちではなく、良心が痛むという感覚です。
【子供への里心】
その上で、3か月も経てば、浮気相手との生活にも、落ち着きが生まれ、冷静になれるのです。
その冷静さが、良心の呵責を生み、子供への里心を思い出させるのです。
それが、約、3か月という数字が一番多いという事です。(多少のズレはあります)
但し、元からの夫婦関係が破綻していたという事であれば3か月が3年になり、3年が10年になり・・・というケースは、あります。
その場合は、余程、浮気相手からの引きの力が働いているか、子供も大きくなり、父親としての役目なども終了していると感じている場合は、3か月や3年で家族の元に戻ろうとはなりません。
まして、妻が、夫と別れたくない理由が「私一人では、生活が出来ない」というような事を一番に挙げると、夫にすれば「俺はATMじゃない」となります。
大黒柱がいなくなれば、生活が困難になるのは、どこの家庭も同じです。
しかし、妻から口を突いて出る言葉が「生活費」であれば、夫からしたら、「養育費は払う」と、お金の話になります。
【夫にお金を求めたら?】
嘘でも、夫に戻って欲しい理由に、お金の話を一番に言ってはいけないのです。
ちょっと、話が反れましたが、とことん夫婦の関係が破綻してない場合の夫は、まずは浮気相手との
蜜月を過ごせば、約、3か月もすれば、家庭や子供を思い出す様になります。
つまり、熱が冷めるのも3か月掛かりますから、冷めれば冷静にもなります。
それが、3か月です。
だからと言って、3か月、妻は何もしないで待っていればいいのか、と言うと、そうではありません。
夫の家出を、指をくわえて、ただ帰るのを待てばいいという事ではありません。
浮気相手が若い場合は、その3か月間で妊娠する事もあります。
だから、3か月間で、何が出来るかを、妻には考えて欲しいのです。
夫は本当に家庭に戻って来るのか?
いつ、戻って来るのか?
不安かもしれませんが、妻が何もしないでいるのではなく、夫が帰りやすくする環境を整え、それでいて
浮気に対しては、認めるような事は絶対にしてはいけません。
あくまでも浮気はあるまじき事という事をしっかり頭において、水面下でも出来る事をやりましょう。
そんな風に書くと「じゃ、どうすればいいのですか?」と噛みつくように質問したくなるかと思いますが
それは、浮気のパターンや、夫のタイプ、仕事、浮気相手の環境・・・・・あげればきりがないくらい、ここのケースが分かれます。
【ほとぼりとは、約、3か月】
浮気相手と別れるには少し時間が欲しいという夫からの申し出は、言い換えれば単なる時間稼ぎです
ではほとぼりとは、どのくらいかというと、約、3か月が多い言えます
(個別のケースにはよりますが・・・・)
これらを、個別にカウンセリングという手法で、一緒に考えていけるといいな、と思います。
では、今日はここ迄。
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