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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

離婚はこれまでの努力を否定する事にならないか?

2024年2月28日 公開 / 2024年4月9日更新

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング



【離婚はこれまでの努力を否定する事にならないか?】


私が離婚を決意できない理由の一つに、離婚をするとこれまでの苦労が無駄にならないか?
という事でした。

努力してきた自分を否定するという事は自分の選んだ道が間違っていたという事?
それは、今後の自分の選択にも自信を奪う物でした。
結局、自分の選んだ道が間違っていたなら苦労をした意味がないじゃないか・・・
そんな事を考えていました。

自分がこれまで歩んできた道も・・・・・そしてこれから歩みだそうとする道も
何が正解か分からない・・・・
離婚という2文字が頭をよぎった時は、そんな事にとても拘りを感じていました。
でも、本当に離婚を決意した時は、決意というよりかは、その道に導かれるように進んでいきました。

【結婚相談所をしていた頃】


私は若い頃、結婚相談所の仲人をしていました。
その頃、色んな結婚の形を見て来ました。
当時は、「良縁」という事を大切に、ご成婚をお世話してきました。
私からするとお似合いのカップルで、釣合いも良いカップルも多くいました。
でも、それに反して、幾ら私が良縁だと感じても、本当の意味で赤い糸が繋がっていない人とは
幾らお互いが惹かれ合っても、結婚に進んで行かないのです。
また、その反対で、二人がピンと来てなくても、ご縁が繋がっている人は、何故かレールが敷かれるように結婚へと進んで行くのです。

幾ら好き合ってもご縁がない人とは、何か障害が起きるのです。
そんな不思議な現象を当時は感じていました。
【人生は限界を教えてくれる事もある】
当時、思った事は、「無理は無理」という言葉です。
理由を私は上手く説明出来ませんが、本当の意味で相性が良くないカップルは、神様はレールを敷いてくれないのです。
でも、本当にご縁がある人同士は、無理に結婚へ押し進めなくても、ご縁が進んで行くという自然現象的に不思議な出来事が沢山起きるのです。

そんな事を感じて、夫婦の問題に取り組み、離婚相談のカウンセラーも長くしておりますが私自身が自分の結婚生活をこの手で終わらせるべきかの決断を迫られる事が何度かありました。
カウンセラーなのに、悩むなんて・・・と思われる方もいるかと思いますが、だからこそ、とても整理して分析する事が出来ました。

普通なら、これまで「良縁に導かれて結婚したはずじゃ?」と・・・・・
「縁」を信じて、育てて来た私を最後で、見捨てるの?と・・・・・・

悩む所が、この仕事のお陰で、客観的に問題を捉える事が出来ました。
だから、私はカウンセリングを受けに来るより、カウンセラー側になって良かったと、自負しております

とても、物事を冷静に受け止める事が、役に立ったと感じております。

【ネガティブな時は立ち止まろう】


ネガティブになっている時は、悪いようにしか考えられなくなりますが、神様も万能じゃないからね。
ここまでは運んできてくれて、ありがとう、という気持ちになりました。
離婚が必ずしもネガティブじゃない。

だって、私には、この結婚によって子供の母親になれたし、何よりも、愛のゴールが結婚と感じさせてくれたという事は、第一段階のゴールは手に入れた訳ですから。
私の力量も、神様の力量も、そこまでだったと考えると、充分かもしれない。

だから、ここまで来れた訳だし、努力が無駄なんかじゃなかったと、納得する訳です。
だから、離婚をせず、共白髪まで夫婦が一緒に暮らせたら、それはそれはそれでベストだけれど
ベストじゃなくても、ベターな人生もあるのだと思うと、子供も健康に育ち、それぞれの家庭を持って巣立って行ってくれたというのは、充分じゃないか、と考える様になりました。

【ベストじゃなくてもベターがある】


離婚によって失う物を数えるより、これまで築いてきた事に感謝をすると、これまでしてきた苦労が何も無駄じゃなかったと分かりました。
人は手に入らなかった物や失った事ばかりに目が行きますが、本当に得た物は見えない物です。
離婚を勧める訳ではありませんが、実感はないけれど、得て来た物をもう一度数えたら、私には沢山の物が残っているじゃないかと分かりました。

実際、離婚の道を自分で選択するかどうか、恐らくそこには大きな決断は要りません。
結婚の時と同様、貴女にとって離婚が最適であれば、その道は、無理くりな決意は必要なく、
おのずとそちらにレールが敷かれます。

自分の意に沿わない決意は、まだ期が熟してないのかもしれません。
その時が来たら、そのようになる・・・・そんな風に、人生って出来ているように感じます。

よく相談を受ける中で「離婚を考えていますが、留まるべきか進むべきか?」と問われます。
どうしていいか、分からない時は、きっとまだ離婚を決意する段階ではないのだと思います。
少し、自分の胸に手を当てて考えると、離婚に抵抗している自分に気付くと思います。

もし、本当に離婚が貴女にとって必要な段階になっていると、人に聞かずとも自然とそちらに向かっていると思います。

それほど、結婚も離婚も無理くりに決める物じゃなく、自然と導かれる物のように感じます。
実際、そんな現象を多く見て来たので、今は、そんな風に感じます。

さて、3月は、色々入れ替わりの時です。
夫婦の進退も、子供の進級と切り離せない所はありますが、運命の熟機を感じる感覚を持って下さい。
では、今日はここ迄。

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